異世界?こんなでも異世界?
どうも!Genshoです。今回で一旦いせおいを置いときます。次回から他作品を進行していきます
『はぁ!今日はとてもいい買い物ができました!』
『お、おう・・・・・・
そりゃよかったよ・・・・・・』
俺はその値段を見てびっくりしたがな・・・・・・
『それで?この後は何するんですか?
もう一回ギルドいって、クエストなんて受けちゃいます!?』
フゥむ・・・・・・
クエストを受けるはいいものの、その荷物をどうにかしないといけないしな・・・・・・
『とりあえず、ご飯食べに行こ?』
『グゥゥゥゥゥキュルルルルルル』
お、ナイスタイミング
『っ!』
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『イロハ、クエストとご飯、どっちが先がいい?』
『あ、えっと・・・・・・
ご飯で・・・・・・』
『あはは、まぁそうだよね。
朝ごはん食べてないの?』
『ええ、ちょっと親と喧嘩しちゃって・・・・・・』
あらら、そりゃよくないわ。
俺はもう二度と会えないかもしれないっていうのに・・・・・・
『・・・・・・悪かったなど思ってないぞ』
うわ!言い切ったよこのおっさん!!!
しかし、この世界のご飯って何があるんだろう。
コメとかあるのかな?
『あ!トシツグさん!私あそこのお寿司屋さんがいいです!』
『え!?お寿司!?』
この世界には米どころか寿司まであんのか!?
『?そんなにびっくりするほどですか?』
『あぁ、いや、久々だな、と思って・・・・・・』
『そうなんですか。じゃぁ、トシツグさんは朝はパン派ですね!』
・・・・・・うん?その言い方だとこの世界の一般常識では
朝はパンはかお寿司派かなのか?
『え、じゃぁ、イロハはお寿司派なの?』
『?いいえ?私はいつもお蕎麦ですよ?』
オォゥ・・・・・・
まさかのダークホース「蕎麦」!
盲点だった・・・・・・朝に麺類を食べるなんて・・・・・・
『んじゃぁ、そこのお寿司屋さんで食べまっすか』
『はい!』
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『へいらっしゃい!』
『こんにちは〜!』
うわ、すげぇ陽気に入ってくな・・・・・・
すげぇ常連みたいだ・・・・・・
『お、嬢ちゃんまた来たのかい』
って常連だったー
『大将いつものね!
こちらの方にも同じの!』
『こんにちは』
と頭をさげる
『はいよ!なんだい嬢ちゃん?
コレかい?』
・・・・・・と大将は自分の親指を立てながら脇目で俺のことを見てくる。
そういうの止しましょう?教育に悪いですから・・・・・・
『まぁまぁ、聞いてくださいよ!
ついに私、冒険者になったんですよ!』
『お!ほんとかい?
じゃぁ、こちらの人はパーティメンバーなのかな?』
『あはは・・・・・・
まぁ、そんなもんですよ・・・・・・』
そして出されたのは、こはだ?のような光り物だった。
まさか一貫目から光物が来るとは・・・・・・
『・・・・・・いただきます』
『!?』
『?どーしたの?イロハ?』
『い、いえ!なんでもありません!』
?なんだろう・・・・・・
『はぁ・・・・・・やっぱりか・・・・・・』
!?なんだ?おっさん!邪魔すんなよ!俺の日常分の補給を!!!
おっさんに奪われた分だからな!これは!
『あぁ、はいはい・・・・・・
引っ込んでますよ・・・・・・』
?なんだ?嫌に素直だなおい・・・・・・
これはこれで裏がないかきになるわ・・・・・・
『なぁ、イロハちゃん
冒険者になったってことはもうクエストとか受注しちゃってる?』
『ふ?いえ、まだでふよ?』
『お、そうかい・・・・・・
いやね、ちょっと頼まれてほしいことがあってね・・・・・・』
『ん!クエストですか!?』
『ちょっとイロハ、口の中に入ってる時は喋らない・・・・・・』
とはいっても、大将さんのいってることは気にならないわけには行かない
『クエストの依頼、ということですか?』
『あぁ、兄ちゃん。そうなんだよ・・・・・・
いやな、俺らが買ってる川魚の業者が言うには、
ちょっとめんどくさい怪物が出て来てるらしいんだよな・・・・・・』
『それは人への被害・・・・・・と言うことですか?
だったら、もうギルドから討伐隊みたいなのが出るんじゃないんですか?』
『いや、それが人には目もくれないらしいんだ。
魚ーーーしかも脂ののった美味いやつだけをとってくんだ』
『ほれは厄介ですね!』
『だからイロハ、口に物入れたまま喋らない・・・・・・』
『んで、その討伐を頼みたい、と言うことですか?』
『ああ。頼む!ギルドじゃ相手にしてくれなかったんだ!』
『どうするんだ?イロハ?』
『受けましょう!初クエスト!』
だいぶノリノリだな・・・・・・
本当に大丈夫か?
『わかりました。謹んでお受けします
報酬は成功報酬で大丈夫です』
『ありがとう!これが業者の住所です!
帰って来たら奢りますよ!』
それは嬉しいな。この店これからも通うか。オネエ様と違って、好きで常連になるか
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そしてまた会計を済ませ、その店を後にした
『なぁイロハ』
『はい?なんでしょう?』
『もしかしてこの住所、ハーメル?』
それは大将からもらった住所なんだが、
どうやらヴェネルナではないようだ。
今更だが、詳しいこと聞けばよかったなー、なんて思っちゃったり・・・・・・
『いえ、こんなとこ見当たりませんね。
まぁ、最もハーメルはヴェネルナよりも大きいんで、詳しく把握しているわけではありませんが・・・・・・』
あぁ、そうだよな・・・・・・
『とりあえず、うち帰るか?』
『え?なんでですか?』
『ほら、荷物多いから。
一回うちにおいてこうと思って。
そしたらまた手持ち軽く動けるでしょ?』
『ああ!そうですね!』
『そうしましょうか!』
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『はぁーー!疲れたー!』
『本当に大丈夫か?食い過ぎ?』
『いえ、大丈夫です!いつものことなんで!』
いつもあそこで食ってんのかよ・・・・・・
すげぇな・・・・・・・・・・・・
『いやー、都市部はすげぇな・・・・・・
こんな郊外の小屋なんで、いやになっちゃうな・・・・・・』
『うるさいなー、いっただろう?ヴェネルナに降りただけでも幸運だと』
あぁ、そんなこと言われてたな・・・・・・
しかし、地球に比べたらやっぱり文明レベルは下だよな。
『まぁ、異世界はそんなイメージで作られてるのではないか?』
『トシツグさん!このクエストどうするんですか?』
おっとそうだ忘れてた。
『明日、少し歩き回って、探索ついでに聞きに回ろうか』
『だったらお寿司屋さんに聞いた方が早くないですか?』
うっ・・・・・・
『いや、そうなんだけど、なんか、お寿司屋さんは行ったら食べないといけないような気がして・・・・・・』
もうそんなお金ないし・・・・・・
『確かにそうですね!あんまり食べ過ぎても太っちゃいますしね!』
『あぁ、まぁうん』
すこーし違う解釈の仕方だったが、俺たちの意見は一致したらしい。
『あ、トシツグさん、当然泊めてくれますよね?』
『・・・・・・マジですか』
明日は中学生交流会〜