異世界?よし!ギルドいってみっか!
どうも!Genshoです。え〜、間空きまして、久々の投稿になります。
前回新キャラを出して、一瞬で名前を変えました。これは後々引っ掛けれるようにしたものです。
まあ、敏嗣くんの日常大好きっぷりをwithおっさん&イロハで見てもらえればと思います
『え、いいんですか!?』
いいんですか、って・・・・・・
『いいよ。ちょうどこれからギルド行こうと思ってたしね。
タイミング的にもバッチリだよ』
『え、そんな・・・・・・』
え、ちょ、泣いてるっ?
『大丈夫です・・・・・・嬉しくて・・・・・・』
『相棒、彼女のステータス、確認しなくていいのか?』
あぁん?そう言われればな・・・・・・
『なぁ、イロハ?』
『はい?なんでしょう?』
『ステータス、確認させてもらっていいか?』
『・・・・・・お断りします』
?なぜだ?
『そ、そうか。
まあ、人には知られたくないもんもあるよな』
俺も変なスキルいっぱいもってるし。
『それで、どうするんですかっ!?』
下を見るとイロハが頬を膨らませて可愛く怒っていた。
ああ、これが俺の望む<日常>だったらどんなに至福を味わえたか・・・・・・
『悪かったな、こっちに連れてきて』
あぁ、ほんとだよ。マジで許さねぇ。こんな美少女とこんな時間を過ごせるなんて
こっちで日常生活送ろうかなー、
バスケのゴールも作っちゃってなぁ・・・・・・
『おい!現実から逃げるな!』
あぁ、クソ野郎・・・・・・
俺がこの世界で日常分を補給できる数少ないチャンスを・・・・・・
『ちょっと!聞いてます!?』
あ、おこてる。かわえ
『聞いてるって。これからのことでしょ?』
『そうですよ!もう・・・・・・
トシツグさんって、頼りになるのかならないのかよくわかりませんね』
・・・・・・なんかキャラ変わった?
イロハ、こんなキャラだっけ・・・・・・
まぁ、いっか。
『すぐ出れる?』
『あ、私もう準備してあります』
!?なんだって?
受け入れられること前提できてたのか・・・・・・
『んじゃ行きますかぁ〜』
<><><>
場所は変わって、ヴェネルナ都心部。
俺の住んでいた郊外と違って、
だいぶ発展しているのが見てわかる。
うちの小屋の周りには森と林とと緑しかない。
そのうち畑なんてやっちゃってな。
『おい、日常の人生設計しているところ申し訳ないが、
お主の相方はもうとっくにギルド受付へ行ったぞ?』
『は!?ちょっ、え!?』
<><><>
『遅いですよ〜、何やってるんですか?トシツグさん・・・・・・』
『はぁ・・・・・・すまん・・・・・・
考え事してた・・・・・・』
『もう受付済ませちゃいましたよ!
はい、これ証明カード』
失くさないでくださいね?といい手渡して来たものは、
行った通り、カードのようなものだった。
これについて何も知らないが、イロハに尋ねるのも野暮だし、おっさんに聞こうと思ったが、
どうせ無視されるので、俺の全知能を集中させるっ!
『相変わらず酷いなおい・・・・・・』
メンバーズカード:ギルドから発行される身分証明用カード。これを持っていれば、受付を通さなくてもクエストの受注ができる。なお、自分のステータスも刻印される。
・・・・・・だそうだ。
これを持っていれば、いつでもクエストが受注可能。というのは面白いな。
俺が読んでいた異世界系のラノベは大概ギルドを通してクエストを受注するもんなんだけどな。
『んで?イロハ』
『なんですか?』
『これからどうするの?』
『ん〜、そうですね〜。
できることなら早速クエストを受注したいところですが、
少し早い気もしますし、私が足手まといになる気もしますしね・・・・・・』
『じゃぁさ、それなら、防具買いに行かない?
俺武器とか全然持ってないしさ、イロハだって、何か買いたいものがあれば・・・・・・』
と提案をした瞬間だ。不意に自分の眼の前に彼女の顔があった。
・・・・・・なんか、やけに目が輝いているぞ?
『それです!行きましょう!お買い物!』
Oh・・・・・・美少女とお買い物・・・・・・
こんな甘い響きはないっ!!!
<><><>
そうして俺らは、都市部の商店街のようなところを回って見ていた。
防具屋、と一概に言っても、店それぞれで専門があるらしい。
例えば、主に壁役になる人のための重装甲専門店や、
魔術師専門の店、アイテム専門店、果てには武器のみ取揃えるお店など。
その中から、俺たちは一軒のお店に入ることにした。
『いらっしゃ〜い』
げ・・・・・・
俺たちを迎えてくれたのは、筋肉隆々のおネエ様だった。
『どんなものをおさがし〜?』
『イロハ、今すぐ出よう。この店は危険だ・・・・・・』
『え?なんでですか?このお店結構いいですよ?
品揃えが豊富で、質に比べて価格も安いですし・・・・・・』
見ると彼女はカゴに数点の品物を既に購入予定のようだ・・・・・・
『Oh・・・・・・my god・・・・・・』
<><><>
そんなファーストインスピレーションで入ったこの店だが、
イロハの言う通り、品揃えがたいそう豊富で、他の店と敷地は同じどころか狭いぐらいなのに、
それが広く感じてしまう店内空間に、品物がいい感じにたくさん並んでいる。
そして、初心者向けなのかは知らないが、とても手頃な値段で、
俺の手持ちでもお釣りがくるような商品ばっかりだ。
『おにいさ〜ん?今日はなにかってくれんの〜???』
初心者相手にこのコミュニケーションのオネエ店員には慣れそうにないがなッ!
『え、えと、初心者向けのフルアーマーなんてありますか・・・・・・ね』
『ふぅ〜ん、お兄さん初心者なんだ〜・・・・・・
手練れなのかと思ったわ?私ね、見るだけで大体の相手の実力がわかるのよ。
職業柄のスキルだけどね』
ーーーッ・・・・・・そうか、俺は腐ってもLv.3だったなクソ
『お兄さん、結構イケメンだから、ちょっと補正かかっちゃたのかも』
そんな補正あって欲しくない!!
『はい、これ一式。お安くしとくわよ〜』
『あ、ありがとうございます』
『お兄さんはなに型かな?突貫型?
夜も突貫する方なのね!?』
おいおい・・・・・・
『いや、バランスタイプです。
でも、魔法は得意じゃないんで、軽くて使いやすいやつがいいです』
『ならこれね。ベターだけど、ランスよ。
お兄さんだけ、これはおまけでロハにしちゃうわ』
『いいんですか!?』
『ただし、お得意様になっていくこと条件ね』
『あぁ・・・・・・はい・・・・・・』
<><><>
『トシツグさん決まったんですか〜?』
『ん、ああ・・・・・・
ってえぇぇぇぇぇえええ!?!?』
しばらく見ぬまに帰ってきた彼女は、
その細い腕では持ちきれないだろうと言うほどの品物を
両手のカゴいっぱい持っていた。
『えっと、それ全部買うの?』
『?はい。そのつもりですよ?』
『お、俺、お金そんなに持ってないよ・・・・・・?』
『あ、大丈夫です。うちから持ってきた自分ので払います』
あ・・・・・・そう・・・・・・・・・・・・
もしかしたらイロハはお金持ちの子供ではなかろうか・・・・・・
そんな疑念とともに、イロハは会計を済ませ、
また来ることになるであろうオネエ様の店を後にした・・・・・・
次回もおそらく日常回〜