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全力でお断りします!

訪問していただき、ありがとうございます。

あれだけロナウド様の演技が素晴らしかったのにも関わらず、何故かロナウド様とナーシア様が城の中庭で談笑中です。ええ。ぶっちゃけ偽婚約者作戦はうまくいったのですが、どうしてもナーシア様がロナウド様と二人だけでお話をされたいと懇願し、お話をしてくれたら、婚約をあきらめ、明日にでもアルザムに帰ると約束したからだ。流石に隣国の王族を日帰りさせるなどと言うことはできない。たとえ、勝手に向こうがこの国にきたとしてもだ。ああ、でも、二人だけでと言っても、ちゃんと話が聞こえない位置に近衛兵と私がいますけどね。

「ロゼリア様。私達もお話しませんか?」

ついでに…忘れたい存在のアルザムの宰相であるオーウェン様も、何故か私の隣にいますけど!

「何か御座いますか?」

偽の笑顔をはりつけてオーウェン様を少しみあげる。

「そうですね…。では…ロゼリア様はロナウド殿のどんな所がお好きですか?」

にっこり笑うオーウェン様は、ロナウド様にも劣らない見目麗しい男性だ。ちなみにではあるが、25歳で独身だそうだ。婚約者がいるのかは不明だが、興味もない。

あえて言うが、ロナウド様は鍛え上げた体つきに対して、オーウェン様は、貧弱そうだ。眼鏡をかけて、細身で色が白く背も高くない。見上げない私の目の高さに宰相様の口元がある。それに対しロナウド様は、完全に私の背丈がすっぽりと胸のなかにおさまる高さだ。

「そうですね…。真面目な所ですかね…。」

あえて、ちゃんと自分がロナウド様の利点であり難点だと思っていることをあげる。ロナウド様の見目麗しい所を好む女性はいるだろうけど、私はそこにかんしていえば、格好いいとはおもうけど、性格があわなかったら絶対NOだ。

「真面目…。では、真面目であればロナウド殿でなくてもいいのでは?」

厳しく追求され、言葉につまると、私のまえにたち、ロナウド様とナーシア様をみれないようにした。オーウェン様は私をみたままだ。

「あの…。お二人を隠さないでいただきたいのですが…。」

何があるかわからないこの状況で私にとって偽とはいえ、婚約者であるロナウド様を見えない状態にされるのは、何かしら企みをもっているとしか、思えない。普通にみれば、婚約者がいながら他の男性に囲われているようにもみえる。

「ああ、申し訳ありません。」

くすりと笑ってオーウェン様が私の視界をあけるとそこにはロナウド様とナーシア様が抱き合う姿がみえた。


どきん


と心臓が1つはね、思わず眉がよってしまっているのが自分でもわかる。

「おや…。これは…。」

勝ち誇ったような笑顔がオーウェン様からこぼれ落ちた。近衛兵が駆け寄っているところをみると、ナーシア様が躓いた可能性があることがわかるが、わざとなのか偶然なのか確めるすべはないが、あまり気持ちのいいものではない。そんな事に騙されるようなロナウド様ではないと思っているが、ナーシア様は15才と思えないほど綺麗で威厳に満ちあふれていた。

「いい雰囲気だと思いませんか?」

あえて(偽)婚約者である私にそのような言葉をなげてくるオーウェン様の表情は、したり顔だ。どうやらまだ、ロナウド様をあきらめてはないようだ。先程の言葉といい、仮にも私はロナウド様の婚約者であるというのに…。何を言わせたいのだろう…。

「何をおっしゃりたいのでしょう?」

ストレートにオーウェン様に質問をなげかけると、してやったりという顔で私を見る。

「私では、ロゼリア様の婚約者にふさわしくありませんか?」

!!!!!まさかの返答がかえってきた。何このモテ期!いや、ロナウド様の告白はいつわりだからこれが初告白?!いやいや、まて自分!これはあきらかにおかしいよ!全力でお断りさせていただきます!!!






毎日更新されている方を尊敬します…。

でも、書きためて連続更新して、途中で更新が止まるのはいやだ…。

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