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フラグがたったー!

訪問していただき、ありがとうございます。

やばいです。某ドラマのセリフを拝借するぐらいにやばいです。

事件です!


原因は私が作ったタルト。私の作ったタルトを食べたのは、殿下、マリア様、ロナウド様、エルナ、キャロル、私。切り分けたのは、私。お茶を入れたのはキャロル。

タルトを食べる前に皆、お茶で咽を潤していたけど、その時は特になにもおこらなかった。問題は、タルトを口に入れた後だ。

エルナ以外の全員は、なんともなかった。エルナが険しい表情になったと思ったら、タルトを吐き出したのだ。


殿下や、マリア様、更にロナウド様の前でだ。吐き出したエルナが言った言葉が今、私を窮地に立たせている。


「これは、微量ですが、毒です!」


もちろん、私はそんな毒なんか盛っていない。口に入れた時には結界がとけるようにしていたけど、まさかのタイミングでエルナが仕掛けてくるとは思いもよらなかった。ただ、エルナは結界がはられている事は薄々感じていたかもしれないが、どうすればいいのか、思案した結果、マリア様を攻撃出来ないのであれば、マリア様の魔力コントロールを出来るように手伝っている私を排除するところから始めたのだろう。


「毒?…ロゼリア、お前まさか…。」

「本当は、マリア様を狙ったに違いありません!切り分けるとき間違って私のところへ置いたのでしょう!」

「ロゼリア様…そうなのですか?」


違う。唇は動くのに、声にならない。僅かながら、ロナウド様から攻撃の魔力を感じる。エルナが私をみて唇の端をあげる。


ざまぁ…


って声が聞こえてきそうな表情だ。


「まぁ!もしかしてロゼ…ローズ、私達に内緒で私を毒に慣らす訓練をする予定でしたの?」

「マリアもそう思うのか。やはりな。そうであるのなら、もう少しうまくやらねばな。切るまではよかったにしても、取り分ける時に間違えたらもともこもないであろう。」


こ…れは…助かった?ちょっと斜めな解釈されたけどノープロブレムよ!


「そ、そうですね。今度から気をつけます。」


苦笑いでそういうと、エルナが凄い形相で私を見据えてた。こぇええええ~!ちなみに、ロナウド様も私の言葉を信用していないのだろう。私に対する攻撃の魔力はなくなったけれど、不満が滲み出ている。けれど、皇太子が私の言葉を信用しているかぎり、主の言葉を尊重するのだろう。


とりあえずの所は、大丈夫。フラグたっちゃったけど、バカップルにすくわれたわぁ~!でも、今後もこんなフラグがたつことがあるかもだよね…。いーーーやーーーだーーー!!!早く1年たってくれ!


…まだ2週間目だった。はぁ…タメ息1つで幸せが1つ逃げるんだぞ!登城してから私は幸せ逃げてばっかりだよ!ま・じ・でっ!息吸わなきゃ!すーすぅー!って、どんだけ必死なんだ自分!

アルプスの少女⚪イジの台詞読みで

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