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ユマニチュードについて

作者: ぼっち球
掲載日:2014/03/21

ユマニチュード(humanitude:人として接するの意)

 認知症の方を対象としたフランス発祥のケア方法。

 これを用いることで、抑制による物理的な拘束、薬による化学的な拘束を打開できる?


a.認知症により、記憶力が低下する

  ↓

b.自分の置かれている状況が分からなくなる

  ↓

c.不安や苛立ちが募る

  ↓

d.その結果、暴言や暴力、不眠や意欲の低下などを引き起こす


ユマニチュード⇒認知症の高齢者とのコミュニケーション改善が狙い

  ↓

上図“c.”を緩和する?


【4つの基本】

①見る

 本人の正面から見つめる

②話す

 相手が心地よく感じる言葉を穏やかな声で話しかけ続ける

③触れる

 例えば手首を掴むのではなく下から腕を支えることで、本人の動こうとする意思を生かす

④立つ

 筋力や骨を強化することで、呼吸機能の劣化を防ぐ


これら①~④を組み合わせて複合的に行う。



【長所・短所】

≪長所≫

 ・認知症の進行を遅らせることが出来る。

 ・ケアを受ける側の心が穏やかになる。

 ・意思を尊重することで、廃用症候群を予防できる(?)

 ・ケアをする側の意識改革が期待できる。

   →自分と同じ「一人の人間」として捉えるようになる。


≪短所≫

 ・時間や人手の不足。

 ・ケアを実行できる方が限定的。

  (意思の疎通ができる方にしか使えない?)



【実用するとしたら……】

 ・作業しながら声をかけ続けることは可能

   →今行っている事、これから行う事を穏やかに実況する

 ・認知症の方は人の感情に敏感

   →表情に気を付ける

    →作業を行う前や不穏時に笑顔を見せるといい?

 ・不穏時はポンポンと優しく背中を叩くなど、安心感を与える接触を心がける


 ※当然のことながら、意思の疎通が出来ない方が相手でも、ケアをする側は相手を「一人の人間」として接する。



【まとめ?】

 ユマニチュードは文字通り、高齢者の方は我々と全く同じ様に、思い出や感情を持ち、人生を過ごしてきた「一人の人間」なのだと認識することから始まる。

 毎日接するうちに“○○さんは、こういう老人”など、現在の姿でしか見れなくなるのを防ぐことが、ケアをしていく上で最重要なのだと説いているのだ。

 きちんと人として接してもらうことで、ケアを受ける側も“老人”“高齢者”などと一括りにされていない、自分自身を見てもらっているのだ、と考えるようになる。これが心の平穏に繋がる。

 提唱者の言う“絆”とは、このような人として認め合うことを指すのだろう。


 当たり前の考え方だが、それが出来ていないのが、やはり現状なのだろう。

 時間に追われ、作業に追われても、自分の感情よりも相手の感情を優先していくことが大切なのだ。

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