ユマニチュードについて
ユマニチュード(humanitude:人として接するの意)
認知症の方を対象としたフランス発祥のケア方法。
これを用いることで、抑制による物理的な拘束、薬による化学的な拘束を打開できる?
a.認知症により、記憶力が低下する
↓
b.自分の置かれている状況が分からなくなる
↓
c.不安や苛立ちが募る
↓
d.その結果、暴言や暴力、不眠や意欲の低下などを引き起こす
ユマニチュード⇒認知症の高齢者とのコミュニケーション改善が狙い
↓
上図“c.”を緩和する?
【4つの基本】
①見る
本人の正面から見つめる
②話す
相手が心地よく感じる言葉を穏やかな声で話しかけ続ける
③触れる
例えば手首を掴むのではなく下から腕を支えることで、本人の動こうとする意思を生かす
④立つ
筋力や骨を強化することで、呼吸機能の劣化を防ぐ
これら①~④を組み合わせて複合的に行う。
【長所・短所】
≪長所≫
・認知症の進行を遅らせることが出来る。
・ケアを受ける側の心が穏やかになる。
・意思を尊重することで、廃用症候群を予防できる(?)
・ケアをする側の意識改革が期待できる。
→自分と同じ「一人の人間」として捉えるようになる。
≪短所≫
・時間や人手の不足。
・ケアを実行できる方が限定的。
(意思の疎通ができる方にしか使えない?)
【実用するとしたら……】
・作業しながら声をかけ続けることは可能
→今行っている事、これから行う事を穏やかに実況する
・認知症の方は人の感情に敏感
→表情に気を付ける
→作業を行う前や不穏時に笑顔を見せるといい?
・不穏時はポンポンと優しく背中を叩くなど、安心感を与える接触を心がける
※当然のことながら、意思の疎通が出来ない方が相手でも、ケアをする側は相手を「一人の人間」として接する。
【まとめ?】
ユマニチュードは文字通り、高齢者の方は我々と全く同じ様に、思い出や感情を持ち、人生を過ごしてきた「一人の人間」なのだと認識することから始まる。
毎日接するうちに“○○さんは、こういう老人”など、現在の姿でしか見れなくなるのを防ぐことが、ケアをしていく上で最重要なのだと説いているのだ。
きちんと人として接してもらうことで、ケアを受ける側も“老人”“高齢者”などと一括りにされていない、自分自身を見てもらっているのだ、と考えるようになる。これが心の平穏に繋がる。
提唱者の言う“絆”とは、このような人として認め合うことを指すのだろう。
当たり前の考え方だが、それが出来ていないのが、やはり現状なのだろう。
時間に追われ、作業に追われても、自分の感情よりも相手の感情を優先していくことが大切なのだ。




