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幹也君の非日常  作者: すぴ
第一章
8/23

4



「おはよーさん。おらー、席つけー」



そういって、教師が入って来てチラチラ見てた奴等が前を向いて黄色い悲鳴を上げた。

固まったり睨んだり赤くなったり叫んだり、忙しい奴等。



「お、今日はちゃんと来たのか転入生ー」


「あー、ははは。どーもー」


「おお。俺は伊庭(いば)だ。よろしくな」


「俺は山本幹也でーす。よろしくー」



ニコニコと、ちょっと大きめの声で喋る白衣を着た眼鏡の先生は伊庭っていうらしい。

背は俺と同じぐらい、だと思う。まあ低くもなく高くもなくって感じだ。

クールな顔に浮かぶ、無邪気な笑い方がなんか癒される。雰囲気的にいい人みたいだ。


伊庭先生は白衣を着てるから予想通り理科の先生らしい。

先生の授業は面白かった。ちょくちょく雑談やクイズを交えて、それでもちゃんと内容は進んでいく。




俺は勉強はあんまり出来ない方だと思う。

人並みには出来る自信があるけど、よくて中の上程度だ。応用問題とか、難しい。


だって中学も禄に行ってなかったし、一応入学した高校も偏差値真ん中の50だったし。

だから、伊庭先生の授業は面白いんだけど何がなんだかあまり分からない。

あー。この学園にも赤点取ったら補習とかあるのかな。赤点は取らないとは思うけど・・・。


俺が思考に耽ってると、チャイムが鳴った。授業が終わって、伊庭先生が出て行く。



『今日も先生綺麗だったねー』


『うん。授業も楽しくて分かりやすいし、いいよね!』


『だよね!次理科があるのは・・・あーん、明後日だぁ』


『えー、明日先生に会えないのぉ』


『残念だねぇ・・・』



小さい子達のそんな話し声が聞こえる。


伊庭先生はやっぱり人気者らしい。てか、あの授業やっぱ分かりやすいんだー・・。俺、意外とやばいかも。幸介に勉強教えて・・ってだめだ。アイツも馬鹿だから。

あ、圭斗って勉強できるのかな。いかにも出来そうな顔してるし、聞いてみよ。





.

幹也君の不得意なものは、料理と勉強です。

最初は勉強も完璧な子にしようと思ったのですが、中1から喧嘩ずくめで夜昼逆転した毎日を送ってた子がそんな天才なわけないかぁ。と考え直しました。

ですがそれでも学力は中の中、或いは中の上ぐらいですかね、多分。

馬鹿でもいい気がしますが、やはり完璧な子を目指して少し秀才に。


日常編で"幹也君は勉強も出来る"のような内容を書いていないか心配です・・・。

読み返して見ようにも時間が・・。また暇なときにでも見てみます。

もし偶然そういう場所を発見しましたら、教えてくださると助かります。


ああ、伊庭先生の活躍できる場を出来るだけ作りたい・・。



お気に入り、評価ありがとうございます。m(._.)m



‐coR‐


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