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とりあえず、ここに突っ立ってるだけでは何にもならないから、幸介に電話をかける。
数秒のコールの音の後、幸介の声が響く。
『もしもし?』
「ああ、もしもし?俺だけど」
『どうしたんや?・・・ってゆうか幹也!!早速サボってるやん!!』
「だって、あの状況であそこに居れるわけないじゃん」
『せやかてなぁ・・・』
「皆と一緒になって固まってた幸介には言われたくないけどな」
『いやだって、あれはお前の顔が・・・』
なんか低い声でブツブツいってる幸介。
てか、何のために電話かけたんだっけ・・・・・・あ、そだ。
「てか、それより俺迷ったんだけど」
『はぁ?ほんま?』
「うん。ここどこ」
『いや、俺に聞かれても・・・・。ていうか、迷子なるとか幹也意外と「殺すぞ」・・・・なんでもありまへん』
後に続く言葉が容易く連想できたから、脅して黙らせる。
幸介、俺に勝てないくせに無暗におちょくっちゃだめでしょ?って明るく言うと、電話越しにブンブン聞こえてきた。多分、首を振ってるんだろうけど。勢い着きすぎだろ。
「んで、ここどこなわけ?」
『やから知らんってぇ・・・』
「・・・チッ・・使えねぇ」
『みみみみ幹也?!』
「んだよ。もういい分かった。自力でどうにかするわ。」
『みきっ・・・・・』
幸介が何か言いかけたけど俺は電話をきった。
んー。まあ理不尽な怒りかただとは思うけど、なんせ俺って性格悪いし?幸介だしいっかー、みたいな。
誰に言うでもなく心の中で言いわけしながら廊下を進む。
嫌な予感がするって言ったけど、怖いもの見たさで進む。
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この頃投稿頑張ってる‐coR‐です♪
夏休みの課題は1つも手をつけていません♪
小学生のころからラスト何日の時に泣きながら頑張るタイプの人間です♪」
評価、お気に入り有難う御座いますm(._.)m
‐coR‐




