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39話
ー嫌な予感がする…。
確信はできないが、そう、心が感じてる。
恋は、焦る気持ちを抑えながら、
かずひろ達に言った
「手分けして探した方が早いから、俺は保健室の方を探すから、そっちはトイレとか探して」
「…わかった!貝坂行くよ」
「…だから、俺がなん…」
かずひろ達が向かうのを見て、俺も保健室の方へと向かった。
保健室へと着き、ドアに手をかけようとしたとき
中から、酷い咳と一緒に苦しそうなスバルちゃんの後ろ姿が見えた。
「ス、スバルちゃん!」
「!?…ぁ、見られちゃったか…。
気づかれないように出て来たはずなんだけどな」
「…気づくよ、スバルちゃんのこと見てるし。
ねぇ、スバルちゃん。…いつから
無理してたの?」
「…。」
「教えて」
俺は、スバルちゃんの瞳をまっすぐ見た
スバルちゃんは、最初は苦い顔をしていたが
観念したように、ゆっくりと話し始めた。
自己満足です