劇パート9 (36話)
だいぶ、時間をかけてしまい
すみません。
それから、彼女の話した内容を俺はあまり覚えていない。
・・・・内容が衝撃的すぎて、
ただ・・・俺が覚えていたのは、彼女は妖精と契約をしてしまった事。
「・・・・おうじ・・さま?」
「・・・・・へっ?」
「これで、私は全てを話しました。」
俺は、頭が真っ白で・・・かたまっていると
ティンパニーが、近づいてきて言った。
「・・・おい、王子!どうするんだよおまえは」
「・・・・どうするも・何も、」
「おまえは、ルナの事が好きなのか?」
「・・・おうじさま・・。」
ルナは、俺に向けて寂しそうに見ていた。
「・・・・ごめん。ルナ・・・俺に時間をくれ・・。」
「・・・・・わかりました。」
そう言った俺は、ルナから姿を消した。
「・・・・いいのか、ルナ?」
「・・何をですか・」
「王子に、俺とした契約内容を言わなくて・・・。」
「良いんです。言ってしまったら・・・、
王子は自身をせめてしまうは・・・。」
「・・・。」
俺は、彼女が苦しんでるとも知らず、
一人悩んでいた・・・。
彼女の事は、好きなのかはわからない。
ただ、彼女が笑うと嬉しいし。
彼女が泣いてると思うと胸が痛い・・。
それが、恋なのか・・はたまた・・ただの友達としての感情なのか・・・。
・・・・そんなことを考えてる場合ではないと
急に俺は、感じた。
彼女が危険な気がした・・。
俺は急いでルナの元へ走ったが、そこにはルナはいなかった。
俺が、あたりを一生懸命探してるとティンパニーが現れて言った。
「王子・・・・今頃どうした?」
「・・・・る・・・を」
「えっ?」
「・・・ルナをどこにやったんだ!!」
俺はいきよいよくティンパニーの首元を掴んだ。
「・・・なんで、おまえなんかに言わなくちゃならない!」
「いいから言え!」
「好きでもないなら、俺達だけの契約だ首をつっこむな」
「そんな事はない!俺はルナが好きだ」
「・・・信じられるか」
「信じられなくても、証明してやる!
おまえが言った通りなら、魔法はとけるんだろ?」
「魔法がとけても、契約はどうかな・・・?」
「・・・。」
「・・・・まぁ、いい。・・・ルナはすぐ先の湖にいる行け!」
俺は、無我夢中で走った。