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さいふ  作者: ☆桜色☆
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第一話

とある田舎に住んでいるメルシー。

一人娘が都会で高校を卒業したのでその日帰ってきた・・。

わくわくしながらメルシーは市場に買い物に出かけた。

買い物途中・・。

メルシーは前から走ってくる男の子とぶつかってしまう。

そのあと、メルシーは財布が無い事に気づいた・・。

そしてメルシーは男の子を探し回って???


太陽が昇ってから出てきたメルシーは畑のある小さな家に住んでいた。


メルシーはスッキリした顔をしていた。


目はパッチリしていて太い眉毛をしていた。


メルシーにとってその日は美しい日だった。


メルシーの顔は幸せそうな笑顔をしていた。


なぜかというと一人娘のクリステルが家に帰って来たからだ。


クリステルは都会にでて高校に入り4年という長いつき日がったってやっと先月卒業したのだ。


メルシーはクリステルが家に帰って来るのを4年間ずっと楽しみにしていたのだ。


一人娘を持つ貧乏な家庭では高校を終わったことは小さなことではなかった。


メルシーは考えた。


夢をみているようなすごく生き生きした顔。


お土産の白い服。


4年間使った教科書とその笑顔。


そんな事を考えながらお土産の白い服を夜遅く鏡の前で試着していた。


そしてメルシーはもう一度笑顔になった。




買い物をするメルシー。


一人娘が帰ってきたから贅沢な料理をしようとメルシーは考えていた。


通っている間、おかずを探していたメルシー。


探していたのは、


鶏肉。


1kgの豚肉。


その料理に使う野菜。


バナナ。


それと娘の大好物のヒヨコマメも探していた。


9店ものの店を回った。


外で聞こえる、うるさい声は魚の値段を歌っていた。


「20ペソ~20ペソ~。」(20ペソは日本円でおよそ約40円)


市場の真ん中に来たとき前から走ってくる男の子がいた。


メルシーはその男の子とぶつかってしまった。


その時、その男の子のひじがお腹にぶつかったのでメルシーは倒れそうになった。


「なにするのよ!」


そうメルシーは怒鳴った。


「道狭いんだから走ってくるんじゃないよ。」


その男の子は汚いズボンとボロボロの破れた服を着ていた。


メルシーはすぐにその子は貧乏な家庭の子供だとわかった。


「すみません。おばさん。」


そう男の子は言った。


男の子が持っていたのは20ペソの小さな魚だった。


男の子はメルシーのことを怖がっていた。


「わざとじゃないんです。ただ、急いでいただけなんです。」


「すみませんねぇ。」


そうメルシーは言った。


「気を付けないと人を殺すことになるよ。」


そう言うとすぐに後ろを向きそのまんまメルシーは店の中に入っていった。


メルシーは考えた。


私が最後に話しかけた。


私に悪い事をしたのは彼のほうだ。


だが、その男の子にした態度を知っている人に見られてしまったみたいだ。


魚のお店に付いたときには魚と油を買った。


「太ったんじゃないんですか?ステファニーさん。」


そんなメルシーの迎えかたにびっくりしていたステファニー。


だけどメルシーがニコニコしていたのでステファニーも微笑みかえした。


会計のときメルシーはポケットから財布を出そうとした。


だが・・・・。


メルシーの顔がすごく暗くなっていった。


メルシーの顔に笑顔はない・・。


メルシーの財布が無くなっていたのだ。


そんなメルシーの表情に気づいたステファニーは言った。


「どうしたんですか?」


「財布がないんです。」


メルシーはあせりながらそう言った。


「いくらぐらい無くなったんですか?」


ステファニーはまた聞いた。


その財布の中に入っていた金額は70ペソ(日本円約90円)だった。


そのお金は土曜の夜、夫の給料日で買い物代をくれたのだ。


だが、なぜかメルシーは70ペソとは言わなかった。


「110ペソです。(日本円約130円)」


そして何分かたって、少しだけ立ち直ったメルシーは頭の中で整理した。


このお店に来るまでの道のり・・。


するとメルシーの頭の中に浮かんできたのはさっきぶつかってきた男の子だった。


あの時、男の子のひじがあたった。


そうメルシーの体に・・。


メルシーはすぐに後ろを向き急いで走っていった。


ぶつかってからそんなに時間はたっていなかったのでまだそう遠くないところにいるとメルシーは思った。


メルシーはもう一度考えたその男の子の顔を・・。


顔は汚れていて髪の毛はボサボサ。


そんなことを考えながら走っていった・・・。


メルシーは横をチラチラ見ながら早歩きをした。





下においてある野菜を踏みそうになるくらい急いでいた・・・・。







ーーーーーーーーーーーーーー次回涙と驚きの最終回ーーーーーーーーーーーーーーー

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