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この作品には 〔ガールズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

デレデレラ


   むかしむかしあるところに

   デレデレなシンデレラがおりました?

   デレデレラは誰にでもデレるチョロい女でした



デレ「お姉ちゃん大好き❤︎」

姉「じゃあ私のアクセサリー作って」

デレ「いいよー」

姉「うっわチョロ」


デレ「お母さん大好き❤︎」

母「じゃあ猫をお風呂に入れてちょうだい」

デレ「いいよー」

母「うっわチョロ」


   こんな感じで家事を引き受け続けたので

   ある日寝不足でぶっ倒れてしまいました

   チーン


魔女「おお、かわいそうに。筋肉増強魔法をかけてやろうぞ」


   ムキムキムキムキムキムキ!!!!!


デレ「うおおおおおおおおおおお!!!!!」


   岩石のゴーレムを上回る強度を誇る

   ゴリゴリの筋肉ッッッ!!!!!


デレ「お姉ちゃん大好きィィィィィ!」

姉「いやぁぁぁ、こっち来るなーーー」


デレ「お母さん大好きィィィィィ!」

母「ぎぃぃやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」


   追い出されてしまいました。


デレ「どうしよう」


   金と家がないのでとりあえず彷徨います

   うろうろ うろうろ

   すると、きび団子を持ったももたろう


デレ「ももたろうさん、ももたろうさん、きび団子くださいな」

桃太郎「いいよ!」

デレ「わーい。ももたろうさん大好き❤︎」


   ぐちゃ


   ももたろうときびだんごは潰れてしまいました


   しばらく歩くと人魚姫


デレ「人魚姫さん、人魚姫さん、お魚恵んでくださいな」

人魚姫「いいですよ!」


   かしこい人魚姫は、サザエを投げて渡しました。デレデレラはサザエを歯で砕いた後、


デレ「人魚姫大好き❤︎」


   ぐちゃ


   人魚姫は潰れてしまいました。


   しばらく歩くと、熊モンスターがいました


デレ「熊さん、熊さん、ハチミツひとつくださいな」

熊モン「いいよ!」


   熊さんは蜂の巣を投げて渡しました。

   怒れる蜂、怒涛の針攻撃、


デレ「痛いよー」


   と言いながら巣を齧り、完食しました


デレ「熊さん大好き❤︎」


   ぐちゃ


   熊モンスターは潰れてしまいました。


〜〜〜〜〜〜〜〜


   クレイジーデレデレラの噂が広まり

   みんな逃げ出してしまいました


デレ「えーん、えーん」


   泣いてるデレデレラの側に、魔女がやってきました。


魔女「おお、かわいそうなデレデレラ。私の魔法が強すぎたのね。ごめんなさいねぇ」

デレ「魔女さん、魔女さん、どうしよう。これじゃ誰も愛せないわ」

魔女「私にいい考えがある(適当)」


   魔女とデレデレラは一生懸命話し合い

   ひとつの結論に至りました。

   筋肉に耐えられる王子様育成計画です。

   そうと決まれば忙しいぞ!

   王族の元に突撃する国家反逆罪ライフが始まりました


〜〜〜〜〜〜〜〜


   結論から言うと、王子様は全滅しました

   冷静になると筋肉に耐えられるわけがありません。

   デレデレラと魔女は落胆しました。


デレ「うわーん」

魔女「ああーん」


   そして、お菓子の家を作って

   プロテインバーをむさぼりながら

   だらだらと筋トレを継続しました


   するとある日


女王「鏡よ鏡、この世でいちばん美しいのは誰?」

デレ「それはあなたです女王陛下」

女王「やった。相性の良いマッチョね」

デレ「末永くよろしくお願いしますわ」


   意味不明な運命の出会いによって

   デレデレラは幸せになりましたとさ


   めでたし、めでたし

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― 新着の感想 ―
[一言] んん? 失敗しちゃったって思ったのって、これなのかな? なかなか面白かったけれど( ̄▽ ̄;) 筋肉をつけた理由も分かったし、 つけすぎちゃって困ったことになって、 なんとか打開策をもうけよ…
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