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とっさに逃げてしまったけど……どうすればいいんだろう。

 どうせ休み時間が終わったら教室で会うしなあ。

「萌ちゃんには話しとこ」

「話しちゃうポポ!?」

「うん、友達だし」




放課後。

 手首を握られた。

 花ちゃんかなと思ってパッと見ると、隣の席の石井だった。

「離してよ!」

 手を引き抜いて萌のところまでいって手を取った。

「いこ!」

「うん」


 誰もいない図工室。

「萌ちゃんあのね……」

「もう逃がさないよ!」

 花が振り向くと、部屋の壁が四方八方全て虫で埋め尽くされていた。

「ちょ、え、え、え、え、え、ちょっと何……これえええええ」

「逃げてもなにも変わらないんだよ!」

「待って、わかったけど、この虫なに!?」

「あたしの魔法」

「なんですとおおお!」




 花は魔法少女になったいきさつを話した。

「ポポポポポポポポポポポポ」

 ポポンがひらひらと舞う蝶を追いかけてパタパタと走り回っている。

「この可愛い精霊の力で魔法を使えるようになったんだ」

「うん」

「とりあえず、あたしに魔法を教えてくれている人がいるからその人に相談してみようよ」

「そんな人がいるの?」

「おじさんだけどね」

「おじさん?」

 



「あ」

「どうしたの?」

「スムージー作ろうとしててさ、お米といでたわ」

「なんで?」

 舞は笑いながら聞いてきた。

「こっちが聞きたいんだけど……」

「さすがじゃん」

 舞はケラケラと笑っている。

 としかなあ。


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