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「じゃあ私も行こっかな」
「じゃあ俺も」
舞と熊谷が口を開いた。
青い服を着た少年が奥から出てきた。
「娘よ、そんなにそいつを取り戻したいのか」
花は泣き腫らした瞳で少年を見た。
こくりと頷く。
うん、大切な友達だもの
「そうか、じゃあ一生大切にすることだな、失ってからもっとああしてればと思っても遅いが、きっとまだ間に合うさ」
「私もゆこうか、信也安心しろ」
そういうことになった。
わたしが行かなきゃだめなんだ。
だって、ポポンはわたしを選んでくれたから。
ポポンがわたしを守ってくれたから。
友達を助けに行かなければいけない。
友達を取り戻すんだ!




