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 花の手が震えだす。

(こないで! こないで! こないでよ!)

 ギュッと水晶を握りしめた。

(ポポン……!)

 七色の光が闇を照らす。

 ギュウウン。

 ポポンが飛び出してフードの男に向かっていく。

「花に手出しはさせないポポ!」

 小さな体の精霊の背中が花の目にはその時、頼もしく見えた。

「アアアアアアアアアアアアアアアア!」

男の絶叫が闇に響く。

 闇から次々と手が伸びてきた。

 ポポンはその手によって捕まえられる。

「花! 勇氣を持って立ち向かうポポ!」

 ポポンは消えた。

(いや……)

 涙が溢れてきた。

膝を折って膝立ちに呆然とする。

もう男の姿はない。

また空間は闇だけになった。

 なにも聞こえてこない。

 花は闇に一人きりになった。



  

 闇が割れた。

 そこからかずさと萌が来た。

「花ちゃん!」

 花はとめどなく声を出さずに泣き出した。


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