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やだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだ。
助けて!
なにか物と物がぶつかる音が花の耳に聞こえた。
手を震わせながらも、薄目を開ける。
視界にうねうねと二本の赤茶色の物体がいた。
巨大なミミズだ、地面を穿ちそこから二メーターほど体を伸ばしている。
そして、獣と男が後方に倒れている。
男は起き上がる。
「なんだ? なんだ?」
男は先ほど入り口に叩きつけた少女を見た。
動かなくなっていたはずの少女が立ち上がっている。
ただ先ほどと雰囲氣が違う。
萌…ちゃん……?
少女がブンと腕を振るうと二本の巨大なミミズが男に向かっていく。
獣がそれを迎え撃つが、獣は串刺しにされ、そのまま男もろとも吹き飛ばされた。
男と獣は地面を転がり壁に激突する。
男は腕を押さえながら立ち上がる。
「なんかやばそうだな」
男はヌッと影に入って消えた。
倒れている獣も一緒に消える。
少女はパタリと倒れた。
(萌ちゃん!)
花は倒れている萌に駆けよる。




