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君に死ぬほど恋い焦がれた。



 君が僕の生きる道だった。



 君がいないと生きていけない。



 もう生きている価値なんてない。



 君の微笑みが……



声が……



 仕草が……



 記憶の断片が僕の心を苦しめる。



 会いたい。



 ただ君に会いたい。

 

萌は見ててと、背中に蝶のはねを生やして飛んでいた。

花「凄い!」

 花は目を輝かしている。

「ポポン! わたしも飛びたい!」

 ギュウウン。

 ポポンがでてくるなり口を開く。

「できないポポ」

「なんで!」

花はぷーと頬を膨らませる。

「できないものはできないポポ」

「えー、そんなあ」

がっくりと肩を落とす。

「鳥に変身して飛ぶことならできるポポ」

「そういうのじゃなくてえ」

「わがまま言うなポポ」

「なんかポポンに言われたくない」


 誰もいない廃工場の中。

太陽光が差し込み、薄暗がりの所々に光が落ちていた。

 ひらり、ひらり。

 黒いはねで飛翔する少女は蝶さながら。

自由に宙を巡り、宙で一回転などしてみせる。

 花は萌が飛んでいるのをしゃがみながら眺めていて。

 ポポンはそこら辺を散策して楽しんでいた。

 ピクリッ。

 ポポンが走り出して花のもとにきた。

「なにか怖いのが来るポポ」

 ポポンはブルブルと震えだす。

「何が来るの?」

「わからないポポ」

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