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「花ちゃん、ココアとチョコレートの原料ってなんだか知ってる?」
「カカオでしょ?」
「じゃあ、ココアとチョコレートの違いってわかる?」
「え、なんだろう、なに?」
「教えてあげないよ」
もうっと花は萌を叩いた。
「ココアバターてのが入ってるんだって」
「へー」
「うんこのにおいとってくれるんだってよ」
花は目をおっきく見開いた。
信也が口を開く。
「精霊に関しては、俺ら魔法使いがどうこうというより精霊が力を貸す人間を選ぶみたいなもんだからなあ、結局魔法使いに決定権がないし、この精霊を俺がどうにかするってのも違うというか、やっちゃいけないことだよ」
かずさ「じゃあどうしたらいいんですか」
「わからん」
「私、あの人をとめたいんです」
「まあ、ほっとく訳にもいかないけど」
信也が珈琲に手を伸ばすと、萌がつかつかと近寄ってくる。
「おじさん、困ってる人がいたら助けるのが魔法使い。でしょ?」
中年は嬉しそうに苦く笑った。
次の日、信也とかずさはかずさの姉の旦那に会いに行くことになった。萌も行きたいと言ったが信也にとめられて、明日は花と遊んでることにした。
花はベッドに仰向けになってポポンを両手を伸ばして持っていた。
むにむにして遊んでいる。
「ねえポポン」
「なにポポ」
ぐにー。
「どうなっちゃうんだろうね」
「さあポポ」
「せっかく友達になったんだから離ればなれは嫌だね」
「友達って何ポポ?」
「んー、なんだろ、仲のいい人?かな」
「じゃあ、花とポポンは仲良しポポ?」
「そうだね」
ポポンは嬉しそうな顔をした。
「お友達ポポ」
花はポポンをギュッと抱きしめた。




