『春爛漫!テガッチに会いに行こう!』の巻
ひょんなことから手賀沼議員会館宿舎を突撃取材しようとする、鯉アヤメ!ピッチピチの20歳、独身、華の魚人芸能界切っての超大型新人ご当地アイドルって…忖度はこのくらいでイイすっかね、アヤメ番長!今回の犠牲者は…おっと失礼!今回のお目当ては何と『湖血』シリーズの暫定主役(←「誰がやねん?」)テガッチこと、テガヌウマ22歳?へ~まだ若いんだね、チミィ!まだ2年しか経ってないんだよね、実際…休話(?)してからさ!で、今回君の登場は無いの?え?まだ『手賀沼第5小学校』研究視察から戻って来てないって…?急がないとまた血の洗礼を受ける展開が待っているよ!さぁ、どーすんの?ポシェット攻撃の大家、『鯉アヤメ』初段(自称)が君の帰りを『まだか、まだか?』って鉄アレイやら金属バット拵えて待ってるぜぇ!え?今回マネージャーが同行するから大丈夫って?誰よ、その役?何、何、何、私の顔じーっと見て?悪い冗談止めなさいね、ヌウマ!俺、小説家書くの、結構忙しいんだからさ!❝投げやり?❞、❝丸投げ?❞断固はんたーい!「何ぶつくさ言ってんの?本人居ないんだったらアンタがやるしか仕方ないじゃない!さぁ覚悟を決めて手賀沼へLet`s go diving!よ!分かった?」
「ちょっとマネージャー!グズグズしないで、さっさとついて来て頂戴!それと私の化粧道具も忘れないでね!もう遅いんだから…早くしてよ!今日は、この私が主役なのよ、分かってる?『湖沼血風録』番外編シーズン2は、もうすぐ始まるのよ!ええ、そう!私生活と違って物語では、❝御淑やかな一面有りのお嬢さん❞(?)として読者さん達全世界に認知されている訳なんだし…こんな風にマネージャーを扱き使っている所、見られたりでもしたら、イメージダウンに繋がるから…皆様方には絶対内緒よ?いい?約束よ!え?何?「もう一回言って!」って?聞こえなかったから…?しかも何?もう既にカメラ回ってるの?ヤ、ヤダァ!どの辺りからなの?え―っ?1行目からって…そ、そんなぁ!あのね、マネージャーさん?お願いがあるんですけどぉ…キーボードにBack Space(←)が有るじゃないですかぁ?それで私の不適切発言、全て削除して下さらない?そうそう、『ちょっとマネージャー!グズグズしないで…』辺りからよ!全部だから頼んだわよ!」
「ハイ!…ということで始まりました、『今夜のヌマ ヤモリ!』主役の鯉アヤメさんこと、ヤモリンが嫌がるマネージャーさんを強引に引き連れ、手賀沼の中をヌマヌマ(?)します、この番組!さて今日は一体どんな話になるのやら?ナレーターは、この私、元smappeの草柳弱志がお送りします!先ずはテーマソングからどーぞ!
♪幸せを有難う!温もり届きました!何より貴方に出会えて良かった!宝物を…♪
ん?何か違うような…これだと○福亭○瓶師匠の『他人に乾杯!』みたいじゃんか?もしかしてアポなし取材でもするの、アヤメちゃん?え?「ちょっと、うるさいから静かにして!」って?へぇへぇ!
『湖沼血風録』シリーズ限定のご当地アイドルこと、鯉アヤメさんと同行中のスタッフ(約1名!マネージャーさんですが…)の2名は、例の如く手賀沼サイクリングロードを駆け足で歩くと見せかけて、人気の無い所から2人同時に手賀沼へドボン!することに…!確かこのシリーズの主役モドキの○ガッチさんっですかね?彼もまた同じような事してましたよね?どうして魚人族ってどいつもこいつも似たような動きをするのかなぁ?全く芸が無…失礼!話を続けましょう!あ、読者の皆さん!どうかチャンネルは変えないで!お願いです!そのまま、そのまま!今ご覧のMHK、ええ!魚人族なら誰でも知っている水中公共放送とも言うべき、❝Marine Housou Kyoukai❞ は、皆さんの気まぐれ献金&へそくりちゃんに支えられて成り立っています!また受信料のお支払いの際は、口座引き落としが不便な対面支払いにてお願いしま~す!ザリガニさんが『集金で~す!』って来たら、何が何でも逆らうことなく笑顔でお支払い下さいね!以上、❝超お真面目放送局からのお願い❞でした!」
ポチッ!…と!(←「TVを消した音だと思って下さい!一応リモコンが無いため、押しボタン式の旧型です!」)
「ねぇ、マネージャー!手賀沼議員会館のロビーって場所は、一体いつの時代設定なワケ?え?それって本当?(←「私生活なら『マジで?』って言ってます!」)人間界より1歩?イヤイヤ2歩も3歩も遅れてるじゃない?だってさ、今時ブラウン管TV使ってるなんて…考えられる?世の中、❝平成❞を飛び越えてもう既に❝令和❞になってるのよ!しかも如何にも重たそうな箱型TVじゃなくて壁掛け式超薄型、液晶パネルに下手すりゃ水飛沫みたいなモノに画像を投影しているTVも有るって言うじゃない?チャンネルも右へ左へガチャガチャ回すってどゆこと?今更ミスマッチ過ぎるでしょ、テガッチ!…じゃなかったマネージャー!あの野郎確か、『湖血』シーズン3の収録で今日来れないんだっけ?アヤメ、超つまんない!だってさ、弄り甲斐があるっていうか、揶揄いたくなるのよね、彼の場合!…で今日は一体誰がマネージャー役してくれてるの?誰?え?さ、作者のアノ…変なオジサン?ヤ、ヤダぁ!」(←「❝前書き❞で知ってたくせに…チョーワザとらしい!いえ?何も言ってませんって…アヤメのダンナ!」)
するとロビーの向こうから1人の職員らしきナマズ頭の男性がやって来て2人に議員会館内の案内を買って出ることに…!さっと顔上げて彼の顔を見るなりアヤメは驚いて燥ぎながら大声で…
「キャ~!誰かと思ったら、❝地震ナマズ予防協会❞(←「逆です!魚を予防してどーすんの?」)のPィ~ちゃんじゃない?アタシよ、アヤメ!そうシーズン1で共演してた紅一点の美女!『鯉アヤメ』です!お久しぶりね!お元気だった?」って嬉しそうに笑顔で話しかけるもその男性はキョトンとした顔で一言!
「あ、あの…どなたかと見間違いされているのでは…?」と言えば、彼女は、急にムキになって…
「何寝言、言ってんのよ?アタシよ、アタシ!ウソ?忘れちゃったの?そ、そんなぁ?ヒッド―イ!この間だってほら、前話でpィ~ちゃんのモノ真似してテガッチを起こしてあげたでしょ?その冒頭シーンまだ読んでないの?だ、ダメじゃない、ちゃんと寝る前に予習&復習しなきゃ!」(←「何の話だ?」)
「あの…私この会館で案内係やってます、ナマズじゃなくて“ドジョウのBィ-”って言います!ヌウマさんとは余り面識が有りませんが、素潜りに関してはプロのライセンス持ってますから地震避難の際は、ぜひ、この私めをご指名下さいね!講習してあげますから…!そう!素潜り避難テクニックのAからBCDEまで…ハイ!えへへへ!」
「あ…そう?そうなんですね!ご、ゴメンナサイ!私ったら、つい勘違いしちゃって…?」←『私にだってナマズとドジョウの区別ぐらいつきますヨーだ!ドジョウに髭なんて有るわけないじゃない?』By心の声アヤメ!(←「あ、あの…髭って有りますよ、ドジョウにも!ただ長さとか形状の違いはありますけどね!…って聞いてます、私の話?アヤメさん?」)
「ノープロブレム(無問題)!魚人誰しも最初はそう!私に頼めば、いつでも素潜りの妙技を初級から上級コースまでABCDE!懇切丁寧、実演込みでご指導致しますから、ハイ!ご心配無く」(←「それ、さっきも聞いたよ、ナマズ君!」)
「は…はぁ?」→『何か会話がイマイチ噛み合ってないんですけどぉ…?』BY 心の声アヤメ!
張り切って乗り込んで来た割には、ドッと疲れを感じるって言うか、アヤメにしては珍しくテンション下げ下げのスタートだったことは言うまでも無い!でも、へこたれないでしょ、チミのバヤイ!その程度ぐらいじゃサ?いざとなったらポシェット使って「血祭り攻撃しちゃえー!」って煽ったりして…!
「それしてもテガッチ遅いわね!きっと、どっかで寄り道してんじゃないの!ええ、きっとそうよ!多分今頃は柏市手賀大橋沿いの道の駅『ショーナン』辺りで買い食いしてるんじゃないかしら?私、ほら、前回っていうか、前話で試食販売のアルバイトしてたって話したじゃない?だいたいさ、安月給のサラーリーマンとか、金に困った大学生とかがさ、何とかお金を浮かそうとして試食のタダ食いに来るってパターン!絶対そうって?(←「偏見です!しかも試食って料金要らないでしょ、元々?」)テガッチはどっちかというと前者のタイプよね、絶対!稼いでいるって感じしないもん!私みたいな非正規アルバイトしている美少女にさ、『金貸してくれよ!』言うのよ!それって誰が見たって集りでしょ?酷い話だよね!ん?あれ?ちょっと違ったかな?『金返してくれよ!』だったっけ?失礼!えへ♡ ま、それはそれで良いとして(?)きっと、どっかで油売ってるに違いないって!私の勘ってね、たまに当たるのよ!100年に1度くらいだけどサ!えへ♡」(→「…ってことはアヤメ姉さん!もう優に100歳を超えてらっしゃる?い、痛ぇー!」)
「ドーモ!お待たせしてすみません!今ちょっと谷椎さんと美奈さんに潜り避難の実演指導してたもんですから…遅くなってしまって!」
「あの…実名挙げられても私達、それと読者さん達には一体誰のことやら、さっぱりで…?」
「あ、すみません!ボクとしたことが❝ナマズのくせして❞説明不足でしたね!では…!」
「い、今❝ナマズ❞って言いませんでした?」と突っ込む鯉アヤメさん!さすが❝下手賀のお竜❞鋭い!(←「これも覚えてますか、皆さん!第1話のタイトルですよ―ッ!」)
「あの…あのお二人は…!」→『私の質問スルーしやがって…!やっぱPィじゃないの!動揺して…!』
「お、お二人とも実は…魚人客じゃなくて…淡水貝族の端くれなんですよ!」(←「オイオイ…それ、失礼じゃん!大事なお客さん、捕まえといて❝端くれ❞って、そりゃないだろ、普通?」)
「あの…実は私達、悪友のテガッチ?いえいえ、テガヌウマさんを訪ねてここに来たんですよ!まだお帰りになってないんですか、本人は?」とアヤメが訊けば奴さんは、長~いお髭を摩りつつ悦に入ったポーズで…如何にもナマズスタイル風で喋り始める!(←「❝ナマズスタイル風❞で…ってWhat?」)
「そうですね、もうそろそろ帰って来る頃じゃないかとは思うんですけど、彼また何かしでかしたんですか、陸上で?犯罪それとも指名手配犯も顔負けするようなカッパ逃走劇…?だって彼❝悪友❞なんでしょ、あなた方2人にとっては?」(←「そうも言うけど、違う、違う!❝心許せる仲の良い友達❞の方だよ!」)
“クスクス…!”話を聞いているにも拘わらず笑い転げるアヤメとマネージャー!
「へ?何がそんなに可笑しいんですか?ボク何か変な事でも言いました?」って言って、また長~いお髭を擦り擦り!(←「私も思うんだけど、ドジョーのお髭って確か短いんじゃないの、Bィちゃん?」)
「わ、分かりました!お二人さん達がさっきからどうして笑っているのかは、このせいですね!何だ、そうか、そうか!ドジョーの中にもですね、長~いお髭を持った魚人って居るんですよ、実際!昔から魚人の諺にもあるじゃないですかぁ!❝魚人魚色❞ってね!賢いお二人さんなら、それくらい水中高校時代に勉強したでしょ?○人○色ってね!デヘデへ!」
『それを言うなら○2つとも“十”じゃない!バカにしてんの?しかも長~いお髭を持ったドジョーがこの世に居るワケないじゃない!…たく、この○ソ Pィ-!』Byアヤメさんの心の叫びで~す!
「とにかくボクのことは良いとしてさ!ヌウマが帰って来るまでここのロビーでTVでも観なよ!何かさ、夕方6時からMHKで特集やるんだって?知ってた?その名も❝サブジェクトY❞って番組、今年4月から復活したんだよ!え?土曜の19時半?それは人間界の放送時間だよ!ボク、主題歌好きなんだ!
♪風の中の昴、砂の中の銀河 皆何処へ行った?見送られることも無く…♪
…って結構旨いっしょ!何度も歌って歌詞覚えたんだ!」とドヤ顔、案内係のドジョウ(?)さん!
『あ~もう、ダメダメダメ!臭~い芝居、もう止めてったら…!タメ口になってるし、❝ボク❞って言い方アンタの口癖じゃない!バレバレなんだって!❝苦しい演技してる❞って気づかないの?』(心の声)
「じゃあ、お二人さん、ごゆっくり!とっても面白い内容だよう!プーッ受けた?」
「…で、その特集って一体何?どこが面白いの、Pィ-ちゃん!」って半ばキレ気味のアヤメ嬢!
「ボク、Pィ-じゃないですよぉ!Bィ-ですから…もうヤダなぁ、アヤメったら!」
「ハイハイ!…てか、年下のくせして呼び捨てすんじゃねぇ、○ソ ナマズ小僧のPィ-!」
「今何か言いました?❞○ンコ ○ソタレ ドジョウの出来損ない❞ってマジモードで…?」
「そんなことは良いから…早く内容を言いなさいよう!ヤダ、私まで移っちゃった、ダジャレ!」
「な、何かガラ悪そうな方ですね、“鮎濃いめ”さんって!」(←「きや~懐かしいギャグ!それって『湖血』シーズン1以来じゃないのサ、姉さん!By…もうイイっスかね、クドイ?」)
“ブルン!ブルン!ブルン!シュルシュルシュル!”(←「で、出たぁ!姐さん怒りのP攻撃!」)
「い、言います、言います!って…だからその凶器は一旦仕舞って下さいよ、姐さん!今日のタイトルは『○△×★@…!』だってさ!じゃあボク、ナマズ地震予防協会事務所に戻るから…ね!背後から襲うって無しだよ、ポシェット攻撃Pィ殺しの鬼婆~!」
「鬼婆だって?こんな若い美少女捕まえてあの野○!失礼遊ばせ!…てか自分で認めてどうすんのよ!チョー面倒臭いナマズモドキ!」(←「正真正銘ナマズですよ、アヤメ姐さん!」)
「ねぇちょっとマネージャー!あのナマズ坊や、さっき何って言ってたの?今日の❝ブロマイドY❞って番組のタイトルは?え?『水神一族興亡の軌跡2024』だって!ヤダぁ!チョーつまんないタイトルじゃない!私、多分放送中、爆睡しちゃうかも…途中寝てたら、ちゃんと起こしてね?イイ?マネージャー、そこんとこ、ヨロシク!」
ここで準主役の鯉アヤメはマネージャーから大事なことを聞き漏らしていた!何とそのタイトルの後に副題が付いていたのを…!副題『テガヌウマの生い立ちと鯉アヤメの出生の謎!』なんだって…?どうすんのよ、アヤメちゃん!これ観逃せないよ!のんびりソファーでカッパチップス食べてる場合じゃないって?しかも塩味付いた指でチャンネル、ガチャガチャ回すんじゃないの!ちゃんと手を洗いなさい!って!え?TVの仕組みが今の若い読者さん達には何のこっちゃ全然分かんないって?そりゃ失礼しました!要はTVの主電源ボタンを押して更にリモコン操作でチャンネルを変えようとしている所でして手賀沼水中界では、1歩も2歩も技術が遅れてましてね、すんまへん!昭和時代のリモコン無し、そう手動スイッチなんですわ、これがまた悲しいことに…ハイ!え?何ですか、アヤメ姫!(忖度してま~す!)「ごちゃごちゃ、うるさいから、もうその辺でナレーター終わらせくれない?」って!へぇへぇ!じゃあ、また来週!」
「え?アヤメを主役にまだ書き続けてくれるの?嬉しい~!じゃあさ、早速この話から❝完結済み❞っていうのを消してさ!❝連載中❞に切り替えてね!イイ?分かった?ヨシ!完璧!」
「…って事で暫くアヤメ爆弾娘(?)を主人公に何か話作れ!って…?勘弁してよ、好い加減!全く…!」
❝ブルン!ブルン!ブルン!Pィー!シュルシュルシュルシュル!❞
「ハイ!了解でーす!老体に鞭打ってまた1週間頑張りますんで…姫!ひ、姫?…じゃなかった、コラ、Pィ-!作者を揶揄うのも好い加減にしろ!って…!寿命が100年縮まったじゃないか!もう…冷や汗が…?」
(つづく)
今年は、全く変な話!元旦を皮切りに地震が多発し過ぎている感が否めません!気をつけるに越したことはありませんが、予想不可能なのと起きた際にどう対処すべきかさえ思いつかないから、ホント困ったものです!❝誰も居ない、人的物的被害の全く及ばぬ所で思い切りやってくれ!❞…なんて願いを抱ける訳も無く、それが地球の生きている証、鼓動だ分かっていたとしても無いに越したことはありません!ただ只管、平穏無事な日常が永遠に続きますように祈る次第です!それと被災された方々に心よりお悔やみ、お見舞い申し上げます!どうか負けないで下さい!