第3話『一体何の話してるんだか?』の巻
前回に引き続き、我らがアイドル、“下手賀のお竜”こと『鯉アヤメちゃんの四方山話』の続編です!なんで彼女がそう呼ばれることになったかについて議論(?)が成されるようで実は、嫌らしくも強引に自己主張すべく“ゴーイング マイ ウエイ!”を地で行く彼女にその真相が果たして解明される日はいつ来るのか?仮に来たとしてそれって何か意味あんのか?それとも真相は永遠に闇に葬られるのか?そんなことより主役のヌウマは一体今頃どこでどのように油売ってサボってんのか、あの野郎!とまぁ見所満載、野村萬才さん!…てな感じで皆さん、必見です!イヤイヤ必読です!このバヤイ!皆さん、どうか“3密回避、うがい、手洗い”等引き続きよろしくお願い致します!私も食後の歯磨きはなるべく忘れずにやっていこうと思いま-す!(「ハーイ!そこ突っ込まなくていいから…気にせず物語、スタートぉー!」)
「え~ちょっと…1週間程、間が開いちゃった感が有りますが、皆さん如何お過ごしですか?司会進行役のディーンフジオカこと、タガメウシオカです!(←「噓こけ!」)え~と一体どこまで話が進んでたんでしたっけ?あ、そうそう!3人目振るのね!コメントを訊きに!じゃあ、仕方ないけど“文醜砲”でお馴染み『スクープ界の異端児こと』芸能デスク記者の“辛井出-”編集長にも一応伺っておきましょうか?『つらいでぇー』さん、何か見解あります?」
「『つらいでぇー』やおまへん!『カライデー』でっせ!しかも『週刊文秋』や!て言うてんのに…ホンマ、漢字書けへんのですか、おたくら?え、故意とやて?シバいたろか、どアホ!そんなことよりな、あんさん!知らへんの?ワテがな、掴んだところによるとな、どうやら一人娘のアヤメはんちゅうのは実はな、かの有名な『水神家一族』の末裔らしゅうて、つまりあれや!“水神様の流れを組むお姫様”っちゅう設定や!でっしゃろ、“江戸川タガメウシ”?」
『呼び捨てすんなよ、この“浪速タコ焼きお好み野郎”!(怒)』
と言いたかったが我慢して引き攣った笑顔でCMに行こうとする司会者をスルー
して更に浪速編集長の怪進撃(?)は続く!(←「ではもう少し彼の持論を聞いてみましょう!」)
「ほいでな、その女の子がな、幼少期に突然現れた白いイルカ、『ルカ―』
っちゅ名前や!そのな、エテ公に攫われて芸能界デビューを果たし、あの名曲『イルカに乗った少女』が生まれたって話や!めでたし、めでたしやろ!♪坊や良い子だ、金出しな!♪ってね!懐かしいやろ?『まんが日本昔話』世代のオッサン!」
「そんな年齢じゃねぇよ!てか、カライモさんよ!アンタまで『海のトリトン』から引用した上にパロディー化しちゃってさ!全くいい度胸してんじゃないの?なんで白いイルカが猿に変わって彼女を猿わるて…失礼!攫って少女(←「“イルカに乗った少年”ですもんね!」)の歌を出すんだよ?意味分かんねぇよ!『城ミチルさん』は許しても『手塚プロ』はそうはいかないぜ!著作権侵害でアンタ勝訴できんの?」とつい、本音が!「や、やっちまった!ま、CM中だったんでオンエアーされてないだろ?」と安心し捲りの司会者!ピンマイクのスイッチがが入ったままとも知らず…⁈
「3・2・1!ハイ、キュー!」BYディレクター(←「なぜか笑いが止まらない!」)
浪速のド根性記者『本間海那』は椅子に座るや否や不貞腐れ乍ら
鼻〇ソ穿る始末!やれやれ!そこで司会進行役のタガメウシは気まずい雰囲気を払拭しようと機転を利かせ、ある提案を進呈することに!
「それじゃあ、議論も煮詰まったというか大喜利もそこまでとしてゲストの
鯉さんの口から正解を伺おうじゃありませんか?アヤメちゃん、どーぞ
よろしく!」と話を振るも事態は急変化!不穏な動きが…。
何と議論そっちのけでトラブル発生か?とも言うべき、いとも簡単に司会者を突き飛ばし、土俵に上がる親方衆3人!(←「只今の行事軍配刺し違えにつきまして協議致しましたところ…みたいな感じでお読み頂くと有難いです!」)
「オイオイ!ちょっと待ちんしゃい!これっていつからクイズ番組になったと?正解あるんだったら最初からコメンテーター呼ぶ必要無かでしょうが?ほんなこと腹ん立つ話ばい!責任者出てきんしゃい!」(←「てか、誰だよ?九州弁喋っているのは?」)もう大変、大惨事!放送事故勃発のシンポジウム(?)での乱闘騒ぎ!ご立腹のご様子!当然だよな!だってさ、答えが最初から分かっちゃてるんだもん!
一方のアヤメはアヤメで(←「さっきまでずっと俯いたまま、船漕いでました!」)一瞬ビクッと身体を震わせ慌てて返答に窮しつつもマイクに向かって一言!(↓「JK言葉は永遠に不滅です!」)
「ご、ゴメンナサイ!ちょっと考え事しててぇ、何でしたっけ?私の台詞は?えっ?何で私のこと『下手賀のお竜』って言うのかですって?そうだったんだ!今気づいてびっくり!(←「一体どこから眠ってたんだよ、全く…!」と司会者が嘆いております!)特に…とか大して深い意味合いは無いんですけどぉ、ただ家のパパッチがね…パパラッチじゃないですよぉ!パパが何気なくこの私にこう言ったのね!ある日の出来事、うふふ!懐かしい!
『なぁ、アヤメ!君もそろそろ初主演作(?)に向けて何か一つニックネームでもつけてみたらどうだい?“下手賀のお竜”とかさ、案外ウケるかもよ!そうすれば絶対閲覧者さんのPV数やユニーク数も倍増するって…きっと!試してみたらし、御手洗団子!』って言われて…半信半疑な私!でも「これっきゃないわ!」ってな感じで付けちゃいましたぁ―‼えへ!おちゃめなワタシ!うふ!」
「おい、誰だよ?今タワシって言ったのは?出てこいや!」(←「高田延彦さん?」)
「ア、アヤメさん!お、落ち着いて…ね?落ち着いて…本番中ですよ、本番!本性剥きだしにしちゃダメだって!」
「………。」(←「もちお三方の反応です!」)
「いい加減にしろぉ―!こんな馬鹿馬鹿しい、くそ下らねぇ茶番劇に3人も呼びやがって!こちとら忙しいスケジュール調整を縫ってやって来てんだぞ!こんなおバカタレントもどきに付き合ってる暇無いんだって!大事な時間と労力を返せ、この野郎!ギャラよこしな、今すぐ!」
もう言わずもがな、お三方のお怒りはMAX級!皆、アヤメに向けて一斉砲撃、大集中砲火と申しましょうか、波動砲発射!BY『宇宙戦艦ヤマト』って知ってますか、YOUNG 読者の皆さん!」(←「余りにも古過ぎてゴメンナサイ!ここ、飛ばしちゃって結構ですよ!」)
「…………。」(←「今度はアヤメちゃんの方!既にパ二くってフリーズしてます!」)
気性は激しくてもそこはそこ!純粋泣き虫乙女の鯉アヤメはドキツイ反論を真面に受け、心中穏やかな筈が無く、物の見事に撃沈!付けまつ毛の下から一斉に溢れ出す熱い鉄砲水!(←「夕立ち?ゲリラ豪雨?皆さん、傘のご用意を!き、来た―!」)
「ア…アヤメ…そ、そんなんじゃないもん!わ、悪気なんて…な、無いもん!ひ、人を騙していい気になってたわけじゃないもん!わ、わたし、私…。う、うわ―ん!」そう言うが早いか、アヤメは顔面を両手で覆い、大声を上げ、大泣きして額を伏せ机に…!(←「可哀そうなアヤメ!根は本当に優しい天然系不思議ちゃんキャラが裏目に出てしまっただけなのに…なしてそこまで執拗に攻め続ける必要があるんじゃい、おんどりゃ―!」←「広島出身なの、このナレーター?ぶち、たいぎぃのぉ、ほんま!わきゃみやせんわい!」)
では次回もお楽しみに のがみつかさでした