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『湖沼血風録』番外ー場外乱闘編ー  作者: のがみつかさ
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第1話『下手賀お竜ちゃんの四方山話はいかが?』の巻

 「ではそろそろスタンバイできたようでADさんにバトンを手渡したいと思います!それじゃー、『タイトルコール』ヨロシクゥ~!」


            「3・2・1!ハイ、キュ~!」


 「あ、どーも!たまにしか…失礼!いつもこの小説をご閲覧下さっている読者の皆さん、こんにちは!申し遅れましたが、わたくし、今回司会を担当させていただく水中民放放送局の“手抜きマン”こと、アナウンサーで『湖沼血風録』研究会所長のタガメウシと申します!以後お見知りおきを…!じゃなかった、お初にお目に掛かります!「あれ?この名前以前何処かで聞いたことがあるぞ!」とか、この名前にピンときた方は、水中警察署までご一報はせず、先ずは『湖血』(序章編)をご閲覧頂くことをお勧めします!(←「あくまで任意ですぞ!」)とまぁ今回当番組と致しましては『湖沼血風録』(シーズン1)にて突如彗星の如く現れ、今や世の魚人男性の心を鷲摑みにしたかどうかは知りませんが、なんか気になる変な…いやいや健全爽やか不思議ちゃん系美少女を演じられた“迷バイプレーヤー”の『鯉アヤメさん』にお越しいただいてます!(ってあれ?打ち合わせと違うような…え?いいの?台本通り行かなくても?じゃあ、仕方ない!)アヤメさんの方から閲覧者の皆様方に自己紹介も兼ねて一言ご挨拶を頂いてもよろしいですか?いや、そっちじゃなくて正面向いてね!」(…ったくもうド素人なんだから…!)


「あ、ハイ!分かりました!」


「でもその前に司会者さん!どーもさっきから棘のある発言止めて貰います?

わたしぃ、皆さんが思ってるほど天然系じゃないしぃ“迷”じゃなくて“名脇役”

と言って欲しいんですけどぉ!全く…失礼しちゃう!プンプン!」(←「さとう珠緒さん?すいません、ここはスルーしちゃって下さい!若者閲覧者さん!」)


「あ、こ、これはどうも失礼仕った!私としたことがアナウンサー歴33年のキャリアが成せる業とは言え、失言、暴言の数々全て撤回致しまするぅ!」(←「時代劇かよ?」)何はともあれ、今日は『下手賀のお竜』こと、鯉アヤメさんを特別ゲストに迎え、今回水質汚濁シンポジウムのテーマでもある『下手賀沼の自然を考えてみてもいいのかな?どうしようかな?2021』を勝手ながら開催しちゃいたいと思いま~す!」


「4カメさん、どう?これでいい?俺ビシッと決まってる?髪乱れてなーい?え?『ちょっと髪のボリュームが…?』って?良いんだよ、そこは突っ込まなくてさ!じゃ始めるからね!エッヘン!それでは改めましてSPゲストの『鮎鯉目さん』どーぞご挨拶を!」


「あ…ど~もぉ!ただ今ご紹介に預かりましたぁ、お醤油と言えば何といっても薄めよりは濃いめが大好き、プリンにも最適な『カラメル事件』の主犯格の…って違うだろ~この〇~〇!(←「どーぞ、お好きな2文字をお入れ下さ~い!」)もう、やだぁ、私ったら!皆さん、どーか間違えないで下さいね!私、『アユコイメ』じゃなくて『鯉アヤメ』ですぅ!紛らわしい言い方しないでよね、全く…大迷惑なんだから!もう一度言いますよ!『コイアヤメ』違う、違う!血がう~!ってオイ!誰が“恋はダメ!”なんだよ?ちゃんと耳の穴かっぽじって聞きやがれ!(←「豹変その1」)『鯉アヤメ』『来い!綾音』にどーか清き一票を…!衆院選最後のお願いです!ぜひこの私にもう一度チャンスを下さい!勝たせて下さい!KB新総裁より知名度は上よ!水中構造改革でコロナのくそ野郎をぶっ潰しあげるから安心して投票場に行って!お茶ぐらいなら有料サービスするわよ…ね、お願い!」


「ちょっと、ちょっと、鯉さん!落ち着いて!まだ衆院選は始まってませんよ!」(『もう、これだから近頃の新人お〇〇タレントは困るんだよなぁ!全然話が進まねぇじゃないかよ!』)

「今何かおっしゃいまして?司会者さん!舌打ちしてた様に見えましたけど…?」

「いえいえ、とんでもない!ゲストに対してそんな失礼極まりない行為をこの私がするわけないじゃないですか?“単なるボヤキ”ですって…心の中のね、book sound!」

 

 それでもgoing my wayを只管貫き、有ろうことか他人の話に一切耳を傾けない裏ワザを正に地で行くアヤメは更にヒートアップMAX全開状態!毒舌が止まらない!…と言うか止められない!アドレナリン分泌バンザーイ!


「わたしぃ、今日この番組の雛壇ゲストとして『ただ頷くだけでいいよ!』ってマネージャーさんに言われて来てあげてるのに(←「上から目線?」)もう、“カワイイ!だの、ほっとけない!だの、ファンクラブに加入したい!”だの…アヤメ、そうゆうのもう飽きちゃったぁ!…って言うかつまんない!第一さぁ、え?きょうのテーマって何!“みず、しつ、きたない”…何ちゃらってどうゆうこと?それってぇ、ぜーったい、つまんないトークショーになりがちよね!たぶんさぁ、今ネットユーザーの大半が寝てるか、他所のサイトの飛んじゃってるじゃないかしら!だってぇ、この『湖沼血風録』そう、『コケツ』(←「略すのが好きな世代!」)の魅力度99%と言ったらこの私、『鯉アヤメ』を差し置いて他に誰が居るって言うの!え!テガヌマン?それはご当地heroさんでしょ?テガッチはさぁ、主役のくせして一切何もしてないじゃん⁈それにさぁ、知ってる?あの人ね、S1で(←「シーズン1のことね!」)主役の座を平八郎さんに奪われただけじゃ無くこともあろうにお化けに腰抜かして私に抱き付いて来たのよ!これってセクハラでしょ?どう見たって誰が見たってさ!私も油断して‟敵討ち”し損ねちゃったから反省してるんだけど…!」


「え?これからも『“影の主役”として頑張ってね!』だって?余計なお世話よ!私、“日陰の女”はもう卒業よ!(←「この娘、本当意味分かって言ってんのかなぁ?ちと…いやかなり心配だなぁ!」BY Mr.老婆心ナレーター)わたしぃ、堂々と宣言しちゃいま~す!『湖血』S2の主役はこの私、鯉アヤメで決まり!“下手賀沼の美少女、お竜ちゃん”の『流離いの旅路』でrestartなんだから…!分かった?ねぇ、ちょっと司会者さんてば!私の話ちゃんと聞いてる?全然反応してないみたいなんだけど、さっきからずーっと下向いてばかり…もしかしてアンタ、寝てんじゃないの?この〇~〇!」(←「お好きな言葉とは言え、ハ行とゲ行だけはご遠慮頂くというか、ご勘弁下さい!」)


「ハ?いやこりゃどうも失礼!視聴者…じゃなかった、ネットユーザーの皆さん!大変お見苦しい場面をお見せてしまって…!いえいえ決して放送事故じゃありませんよ!えぇ、おっしゃる通り原因は私ども放送に携わる者の不手際によるものでして…いやぁ、それにしてもさっきから良く喋るお嬢さんだこと…と思ったら何と『鯉アヤメさん』こと、『下手賀のお竜さん』じゃないですかぁ?また今日は何故このシンポジウムにご参戦頂けるんで?」


「あ、あのさぁ、げぇはぁの司会者さん!呼び名の順序勝手に変えないで貰える?事と次第に因っちゃあ、『“私の怒りの鉄拳が火を噴き、血の雨が降る!”ってことも無きにしもあらず!』だからね!そいで以って今日私が肩からぶら下げている“下手賀ビンテージもの”のポシェット!いつもの空瓶じゃないからね!お望みと有らば今すぐお見舞いしても良くってよ、げぇはぁのタガメウシさんよぉ!おらぁ!おらぁ!」ビューン、ビユーン、ビユーン!(←「口で言ってます!」)


「え?そ、そんなぁ…クレヨンしんちゃんのモノマネも得意なんすかぁ?」


と司会者苦肉の、“話逸らかし作戦”に彼女も負けじと舌戦!「『おらぁ、おらぁ、おらぁ『野原しんのすけ』だぁ~!みさえー!』ってもう、あったまに来たぁ!我慢の限界よ!おのれ,“テガッチの序で”怒りのポシェット攻撃(化粧水たっぷり)を受けてみよ―!」と言わないうちに1発目がスタジオの壁を直撃!ものの見事に照明器具を粉砕、粉々に!これには流石のTVスタッフ、大道具さんらも大慌て!」…って一体何の番組だよ?これ????


 お後がよろしいようで!この続きは‟次回のお楽しみ”ってことでOKっスか?

 はい、すみません!(←「え?ネタ切れ?マジで…?」)

  

                     のがみつかさでした!バイビー!




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