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サウンズゴー!  作者: 佐渡惺


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第2話、失踪のENCOURAGE


 黒い屋根に、白い壁のところに黒の音符が描かれてある家まで来ると、渉夢たちは感嘆の声があがります。




 「ここがピースさんちか」




 「ここがそうなのね」




 「うん、そうだよ。じゃ、わたしの暮らしているところ、あっちだから。またね」

 キリンはそう言ったあと、山の方角へ帰って行きました。渉夢たちはキリンに手を振ったあと、ピースの自宅の門を抜け、玄関扉の前まで真っ直ぐ来ます。




 玄関扉はドアノブがどこにもなく、渉夢はどうやって家の中に入るのか、疑問に思っていました。彼女の考えがわかったか、ピースはにこっと笑い、




 「うちの玄関ドア、地球のとタイプはちがうか。どうやって、開けるのかというと、この鍵で開けるんだ」

 と、ズボンのポケットの中から自宅の鍵を取り出します。しかし、渉夢にはその鍵が星型の磁石にしか見えていませんでした。




 「変わった鍵だね」




 「おお、これも地球のとタイプがちがうんだな。うちの玄関ドアを開けるときは、いつもこれを使ってるよ」




 「ちょっと、借りていいですか?」




 「どうぞ」




 「ありがとうございます」

 渉夢はピースから借りた星型の磁石の鍵を、試しに玄関扉に近づけました。すると、鍵は扉の手前で弾かれてしまいます。



 「あ、この鍵もおれの魔法が掛かってて、おれ以外じゃないと玄関ドアは開けられないんだ」




 「そうなのですか」

 と、渉夢は、星型の磁石の鍵をピースに返しました。




 「みゃ、みゃみゃ、先に言いなさいって」




 「こら、クログー」




 「じゃ、中に入ろうか」

 今度はピースが、星型の磁石の鍵を玄関扉の中央に近づけると、鍵はぴたっと玄関扉の中央にくっつきます。楽しい感じのメロディーが10秒流れたあと、玄関扉が開きました。




 「入り口が開いたわね」

 クログーが先、中に入ります。




 「あ、ちょっと、クログー。すみません、ピースさん、お邪魔します」

 渉夢が靴を脱ごうとすると、ピースが自分で作った曲を歌いながら止めました。




 「あゆむちゃ~ん、靴は~、そのまま履きっぱなしで~、大丈夫だ~よ~」




 「よ、良い声……」

 渉夢はピースの歌声にうっとりしつつ、靴を脱がず、クログーの姿を探します。




 手前の部屋からクログーを探そうとすると、




 「キャー、どこから入ってきたの、このネコ!」

 と、奥の部屋から少女の悲鳴が聞こえました。




 「2階からだ」

 ピースは急いで階段を上ります。渉夢も彼のあとに続きました。




 「もう、クログー、2階まで行っちゃったの」




 「あゆむちゃん、こっちだ」

 ピースは渉夢を2階に上った左の部屋まで案内します。渉夢は頷いたあと、




 「クログー!」

 と、ペットの名前を呼び、すでに開いていた部屋の扉から顔をのぞかせました。渉夢は、部屋にいた茶髪のぽっちゃりとした少女に見覚えがあり、目を丸くさせます。




 少女の方も渉夢を見て同じように目を丸くさせていました。




 「あー、この人、キリンさんに乗ってピチスお兄ちゃんの路上ライブの邪魔になってた人!」




 「きゃっ!」

 クログーは少女の大声に驚き、渉夢のひざの後ろに隠れます。




 「オープ、さっきのライブのときといい、あゆむちゃんに失礼じゃないか」

 と、ピースは怒りますが、オープと呼ばれた少女はそっぽを向くだけでした。




 「どうしたの?」

 2階がにぎやかで渉夢たちの様子を見に来たエプロン姿の女性がいました。ピースのお母さんです。




 「ああ、母さん、ただいま。オープがちょっと、地球人の女の子に失礼な態度をとってしまっていてね」




 「そうだったの。オープ、どうしたの?」




 「ここは母さんに任せて、下に行こう、あゆむちゃん。クログーちゃんも、下おいで」




 「はい」




 「ええ」



 ピースを先頭に渉夢たちは階段を下り、台所のあるリビングの部屋に入ります。




 リビングには、男性が1人、ダイニングテーブルのイスに座っていました。ピースのお父さんです。




 「父さん、ただいま」

 ピースが声を掛けると、彼のお父さんはにこっと笑い、




 「おう、ご飯、母さんが先に食べていいって」

 と、言いました。




 「わかった。母さんはオープとあとでこっち来るよな」




 「お、ところで、そっちの女の子は?」




 「す、進実渉夢です! 地球から来ました!」

 渉夢はピースの父の笑顔もまぶしかったか、目を伏しがちに自己紹介をします。




 

 「わたくしは、クログーよ」

 と、クログーも簡単に自己紹介を済ませ、テーブルの上の食べ物を見ていました。




 テーブルの上はまるで、パンでできた花と、焼き魚とサラダがそれぞれのお皿の上に並べられています。




 クログーが、テーブルの上の方を向いて鼻をくんくんさせていたところがピースの目に入ったか、




 「クログーちゃん、お腹が空いたの。ネコって魚が好きだよな。おれのあげるよ」

 と、ピースは自分の分の焼き魚をクログーにあげました。




 「うん、おいしい!」

 魚が好きなクログーは、むしゃむしゃと食べています。




 「クログーに焼き魚をありがとうございます。でも、ピースさんのご飯が……」

 渉夢が済まなそうな表情で彼にお礼を言うと、




 「大丈夫だよ、ここにあるから」

 ピースはテーブルの上に並べてあるパンで出来たような花の方を指さしました。




 「それ、ピースさんたちと出会う前に、花畑に咲いていたのを道中で見かけましたよ。その花、何ですか?」

 渉夢が質問すると、いつの間に2階から下りてきたか、ピースのお母さんが答えます。




 「花のパンよ。花の部分みんな食べられるの。それでね、花のパンの中には何が入っているのか、分からないのが特徴の食べ物なの」




 「だから、あたし、その食べ物はあんま口にしない」

 ピースのお母さんが答えたあと、隣でオープが言っていました。




 「あゆむちゃんと、クログーちゃんだったかな。さっきはごめんなさいね。オープ、優しい子なんだけど、第一印象、誤解を与えやすいみたい」




 「ちょっと、叔母様!」




 「ほら、オープ、お腹空いているでしょう。焼き魚でも何でも食べなさい」




 「はーい」




 それから、渉夢たちはロッビ家と和やかな食事が進んだのでした。



 「花のパン、おいしかったです。ごちそうさまでした」




 「それ、食べられるなんて、地球人すごい。あんたが食べたパンの中身、何?」

 だんだん、渉夢と普通に接するようになってきたオープです。渉夢の向かい側に座り、好物のゼリーを食べています。




 「あのね、あんことカレーだった」




 「それ、当たりだね。あたしなんか、前に花のパンを食べたとき、野菜のクリームだったよ。しかもピーマン。まずかった」




 「ピーマンのクリームが出ることあるんだ……」

 オープの話を聞いて苦笑した渉夢です。クログーも少女の言っていることがわかったか、べーと舌を出していました。




 「花のパンは、食べ物に好き嫌いがない人にとってはいいのかもね」




 「うん、私は気に入ったよ、このパン。地球じゃ、そういうのないから。ううん、パンはあるんだけど、ここの異世界みたいに花のパンが育つとかってないかな。パンはみんな手作りなんだ」




 「異世界ミュージーンと地球って、パンが全然ちがうんだな」

 と、ここでオープの隣に座っていたピースが会話に加わります。




 「ははっ、こういうふうに、地球の人と話すのいつぶりかな」

 ピースのお父さんも花のパンを完食後、会話に加わりました。




 「前にも地球人がピースさんちにいらっしゃったことがあったのですか?」




 「うん、2年前に地球人の少年がね。今、16歳か。もしかすると、君と年が同じくらいかもしれないな。そのときは異世界ミュージーンに異常気象が起きてたっけ」




 「大変でしたね、その子」




 「そうだな。でも、おれたちENCOURAGE(エンカレッジ)と戦ったことで、異常気象は収まったよ」




 「良かったです」

 渉夢がほっとしていると、




 「良くないんじゃない」

 と、オープが口を開きました。

 




 「どうして?」




 「地球人がここ、ミュージーンに来たあと、何かしら災いが起こる前兆だから」

 オープはそう言ったあと、細目で渉夢を見ます。




 「こら、オープ、災いは言いすぎだ。だが、君の前に迷い込んできた地球人の少年が来た直後、ミュージーンに異常気象が起こった。人々は、地球人のせいで災いが起こったと、その少年を責めた」




 「ひどい……」




 「少年は元々、冷めていた性格だったが、今でもそのことで深く傷ついているのだろう。この世界のどこかでひっそりと暮らしているよ」




 「その子、地球に帰らなかったのですか」




 「帰れなかったみたいだよ。まだ、何かここ、ミュージーンで何か起こると、少年は睨んでいるようだけど」




 そのあと、しばらく、しーんとなりましたが、ピースは再び、口を開きます。




 「今はあんまり、地球人のことを悪く言う人はそんなにいなくなったよ。けど、あの地球人の少年がな、おれと仲間の歌手メンバー全員に黙ってどっかに行ってしまったからな……」

 途中から悲しそうな表情で話すピースです。



 

 「ピースさん……」




 「なあ、あゆむちゃんは、どういう感じでここに迷い込んできたんだ?」




 「学校でピアノを弾いているときです」




 「あの少年も学校でピアノを弾いているときにここに来たとか」

 と、言った人物はピースのお父さんでした。




 「いざないの楽譜だな。おかしな歌詞と曲だっただろう。絶対、楽譜を地球にばらまいたのあいつだな。新しく地球人を呼んで、またおれたちにケンカを売る気だよ」




 「ピースさん?」

 途中から怒ったような表情になっていたピースに心配そうな渉夢です。




 「あ、ごめんな、あゆむちゃん。路上ライブで疲れたかな、おれ。そろそろ、部屋に戻るわ」

 そう言ったあと、ピースは2階に行ってしまいます。




 「まあ、話すだけ話したあと、片付けもしないで部屋に戻っちゃうなんて。まったくー」

 ピースのお母さんは、ピースが食べ散らかした花のパンのかすを片付け、水の入ったコップを台所の水道のところへ下げました。




 渉夢たちも片付けをしたあと、就寝の支度をし、2階のオープの部屋に行きます。




 「地球人たち、ひと晩、あたしの部屋、泊まってもいいよ」

 オープは床に多く散らばっていた紙のゴミをゴミ箱に捨て、その辺にあったぬいぐるみを端っこに片付けていました。




 「どうでもいいんだけど、地球人たち、地球人たちって、わたくしたちの名前はそんなんじゃないわ」

 床の上でうつ伏せになりながら言ったクログーです。




 「知ってるよ。あゆむに、クログーでしょう」

 片付けを終えたオープは渉夢たちの方を振り返って言います。




 「何だ、名前、覚えてくれてたんだ」




 「もう、あたし、眠いから寝るね。おやすみ」

 と、言ったあと、オープはベッドの布団の中で、もう寝てしまいました。




 部屋の灯りを消し、渉夢は敷き布団の中、クログーは敷き布団の上で丸くなります。




 そのあと、どれだけ時間が経ったか、わかりませんが、渉夢たちはなかなか寝付けないでいました。




 「クログー、まだ起きてる?」

 渉夢は寝ているオープを起こさないよう、ひそひそ声で話します。




 「みゃ、みゃみゃ、起きてるよ」




 「何か眠れなくて。一緒に下おりて、何か飲まない?」




 「そうね」




 渉夢たちはこっそり、オープの部屋から出たあと、階段を下りようとしましたが、少女の部屋の隣より向こう側の部屋のドアからわずかに灯りが漏れています。




 中を渉夢たちがのぞくと、ピースの後ろ姿が見えたのです。




 「ピースさんの部屋だったんだ」




 「何か一生懸命やっているわね」




 渉夢たちが小さい声で話していると、ピースが振り返ります。




 「あゆむちゃんたち、こんな遅い時間にどうしたの?」




 「あ、すみません、なかなか眠れなくて起きていました。今、クログーと下をおりようかと思ったのですが、ピースさんが何しているのか気になってしまって」




 「曲を書いていたんだ。何か飲むなら、冷蔵庫、好きに使っていいよ」

 いつもより真顔で答えたピースです。




 「渉夢、邪魔しちゃ悪いんじゃない。下おりましょう」

 と、クログーです。ピースの機嫌が悪そうに見えたのでしょう。




 「うん、そうだね。失礼しました」

 渉夢もそう感じたか、クログーを抱っこし、さっさと階段をおりるのでした。




 ピースの方はため息を1つ付いたあと、部屋の扉を閉めました。




 1階のリビングルームにあったソファで、ホットミルクを作って飲んでいた渉夢たちは、かなり小さい声で会話を始めます。




 「さっきのピースさん、ピリピリしてたね」




 「みゃ、みゃみゃ、あの人、いつ寝ているのかしら?」




 渉夢はクログーの問い掛けに答えず、毎晩徹夜で曲を書いているピースの姿を大げさに想像してしまっていました。




 「おれは曲作り以外、毎晩徹夜はしないから」

 ここで2階の部屋にいたはずのピースがやってきます。渉夢が何を考えていたのか、だいたい察し、そう言いました。




 「ピースさん……」

 渉夢は顔を上げます。




 「それ、おいしそうだな」

 ピースは渉夢たちの飲んでいたホットミルクを見て言いました。




 「すぐに作ってきますよ」

 と、ソファから立った渉夢は、ホットミルクを作り、ピースに出したのでした。




 「うん、落ち着くなー」

 ホットミルクを飲んだあと、ピースはホッとした表情になります。




 「あの、作曲は……」

 渉夢が恐る恐るピースに聞くと、




 「今は休憩」

 と、彼はにこっと笑いました。




 「良かった、いつものピースさんです」




 「いつものって、何かな、あゆむちゃん」




 「さっき、あなた、機嫌が悪そうだったから」

 クログーがピースの前に来て言います。




 「ああ、曲を書くのに真剣になってたからね。やっぱり、怒ってるって誤解されてたか」




 「いいえ、そんなこと……」




 「わたくしはあったけどね」




 「クロバー……」




 「みゃ、みゃみゃー」




 「ふっ、君たちといると楽しいよ。あゆむちゃんの作ってくれたホットミルクを飲んだら、曲作りが完成しそうな気がしてきた。これから朝になるまで一気に仕上げる」




 「これから一気にですか!?」




 「ああ、これから一気だ」




 これから一気の言葉を言い合っているうちに、おかしくなったか、渉夢たちは笑っていました。




 そのあと、もう1杯、ホットミルクを飲んでから、彼女たちは2階に行きます。




 「ピースさん、おやすみなさい」




 「おやすみなさい」


 渉夢とクログーがあいさつをすると、




 「おやすみ。これから一気に曲を仕上げるから、仕上がったら明日、聴かせるね」

 と、ピースはにこっと渉夢たちにあいさつをしたあと、真顔で部屋の中に入りました。




 「やっぱり、機嫌が悪そうね、あの人」




 「クログー、さっき、ピースさんが誤解を解きに来たばかりでしょう。曲作りに真剣なんだよ」




 「えー、わたくしは、あの人が機嫌が悪そうな理由は、曲作りに真剣だけじゃない気がするけど」




 「ほら、もう戻って寝よう、クログー」




 「うん」



 ホットミルクを飲んだ効果で眠くなってきたのでしょう。渉夢たちは、オープの部屋に戻り、布団の上で横になるとすぐに熟睡しました。




 翌日のことでした。渉夢たちは1階が騒ぎになっていたため、目がぱっちり覚めます。階段をおりると、廊下にピースの両親と涙目のオープの姿がありました。



 「どうしたのですか?」

 渉夢がたずねると、




 「あゆむ、クログーも起きるのが遅いよ。もう大変なんだよー!」

 と、オープは怒りながら涙を流します。




 「オープ……」

 少女の頭を優しくなでるピースの母です。




 「何が大変なの?」

 次にクログーがたずねると、ピースの父の口から信じられない言葉が出ます。




 「息子が失踪した」




 「え……」

 今度は渉夢が涙目になる番です。ピースの失踪のことで心配になります。




 「もう、あゆむまで何で泣くの……?」

 泣きながら、彼女に聞いたオープですが、




 「昨日、ピースと過ごして楽しかったからでしょう」

 ピースのお母さんが渉夢の代わりに答えていました。




 ピンポンと、ここで呼び鈴が聞こえ、ピースのお父さんが出ると、何人か人がロッビ家の前に集まっていたのです。彼らは少し、ピースのお父さんと話したあと、すぐに帰って行きました。




 「叔父様、今の人たちって、ピチスお兄ちゃんの仲間の家族たちだよね。ピチスお兄ちゃんがいなくなったことを知って来たのかな」

 オープはそう言ったあと、玄関の外から彼らの後ろ姿を見送ります。





 「ああ、それもあるけど、ピチスの仲間たち全員も失踪したことを知らせに来たんだ」

 ピースのお父さんが目を閉じながら話すと、




 「嘘でしょう、叔父様」

 オープは表情は悲しいのですが、泣きすぎてこれ以上、涙が出せなくなります。




 「そんな、ピースさんたちENCOURAGE(エンカレッジ)がみんないなくなったなんて……」

 渉夢はまだ涙を流していました。




 「叔母さん、叔父さんとお巡りさんのところに行ってくるね。オープ、渉夢ちゃんとクログーちゃんと留守番してて」

 ピースのお母さんがオープに頼むと、




 「うん」

 と、少女は頷きます。しかし、ピースの両親が行ったあとのことです。何と、オープまで外に出て行こうとしていました。




 「みゃ、みゃみゃ?」




 「オープ、どこ行くの?」




 「あんたたちとお留守番なんてできっこないよ。ピチスお兄ちゃんを探しに行ってくる」




 「そんな、だめだよ。ピースさんのお母さんにお留守番、頼まれたばかりなのに」

 渉夢はオープの腕を引っ張り、引き止めます。すると、少女はあっさりと諦めました。




 「ああ、そうだよね」

 オープはそのまま、2階へ行くかと思いきや、再び泣き出してしまいます。




 「オープ……」

 渉夢はオープを優しく抱きしめ、ピースたちENCOURAGE(エンカレッジ)の失踪のことをしばらくの間、少女と嘆いたのでした。


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