初めてのクエスト?
風邪引いてしまって更新遅れてすいません。
「ぶははははっ!レワン![ギルドマスター]だって?ぶははははっ!」
俺は教会であった出来事を話した。その後めちゃくちゃ馬鹿にされた。
「おい!てめっ、なに笑ってるんだ!」
「いやいや、すまん。あんだけ戦士に憧れていたお前が、まさかな。」
謝りつつもぷぷぷっと笑っている。
俺の学生時代の親友。リト。成績は優秀。スタイル抜群。人生の勝ち組みたいな奴だ。
学生時代の頃は毎日と言っていいほどに遊んでいたが、リトが18才の誕生日を迎えてからというもの遊ぶどころか会うことも無かった。
「リトはなんの職業なんだよ。」
「俺か?聞かない方がいいぞ?」
「なんでだよ。」
「俺の職業は[ソードマスター]だからだよ。」
「・・・・・・は?」
俺は完全に硬直状態になってしまった。
ていうか聞かない方が良いって言っておきながら、自分でさらっと言ってんじゃねーか!
「だから聞かない方が良いって言ったろ?」
「うるせーよ!この裏切り者が!」
「まぁまぁ、落ち着け。[ギルドマスター]も十分当たりだと思うぞ?」
「どこがだよ。」
「だって、極めれば一躍有名人じゃないか。」
確かに[ギルドマスター]は言うほど外れじゃない。なんせ[ギルドマスター]を狙って夢見る人もいる。
また、有名になればギルドの頭である[ギルドマスター]はニュースで取り上げられたり、スポンサーがついたり、イベントに招待されたりと有名になれば完全勝ち組になれる職業なのだ。
「確かに、ギルドが有名になれば[ギルドマスター]も有名にはなれるけど・・・・・なんか違うんだよな。俺は有名になりたいんじゃなくて、戦いたいし。」
「・・・・そうか。」
俺の話を聞いてふっと笑い、リトは立ち上がった。
そして、リトは掲示板に向かい、紙をひとつもって来た。
「金に困ってるんだろ?じゃあ俺がクエスト手伝ってやるよ。」
「・・・・・えっ?」
「俺からの誕生日プレゼントだぜ!」
「・・・・・は?」