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the くじ引き転職!  作者: 新人
3/6

18才のスタート(2)

2日更新でいこうと今のところ思っています

最速1日 最低2日


説明を聞き終わった俺は『命名システム下』の前に立ち、名を決めようとしていた。

「では、いきます。こちらのボタンを押してください。」

 俺がボタンを押すと、カチッと高い音がなり、大きな箱が現れた。箱の中には大量の紙が入っている。

「この中からお好きな紙をひとつ選んでください。」

 恐らく、名前が書いてあるのだろう。

 俺は、適当に紙を一枚とった。こういうときはパッと取ってしまった方がいい。

 俺が取った紙には大きな文字で<カルフォザード>と書いてあった。

「おめでとうございます。これよりあなたの名前は、<レワン=カルフォザード>に命名されました。」

 <レワン=カルフォザード>か。なかなかいいじゃん。なんか燃える勇者みたいなかんじするし!

「では、レワン様。『職業天性システム』にいきましょう。」

 俺は『職業天性システム』の前に立った。

「それでは、開始します。このパネルに触れてください。」

 指紋認証らしきタッチパネルに手を当てた。

 すると、画面に無数の紙が表示され、高速で回転しだした。

 そして、一枚の紙が画面の中心で止まり、そこにタップの文字が出てきた。

 この瞬間が一番緊張するとお父さんも言っていた。

 ほんとにそうだ。俺はなんの職業になるんだろう。

 俺は、画面の中心の紙をタップした。

 すると、紙は半回転して、文字を見せた。

 そこには、こう書いてあった。

 [ギルドマスター]

 一瞬状況を把握できていない俺がいた。

 しかし、そんな俺を係りの人は、「おめでとうございます。」と言った。

 それに加え、「あなたは正式にギルドマスターになりました。」とまで追い討ちをかけてきた。

 俺は大きく息を吸って、今の状況を整理し、大声で叫んだ。

「・・・くじ引きなんか・・・消えてなくなれーーー!」

 この物語で初めて口を開いた初めての言葉だった。


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