第二章 噂の少年
やっと、かけました。どうぞよろしくお願いいたします。
ワミリスの話を聞いてから、数分後。
魚屋に着いた俺は、魚屋のおじちゃんと話していた。
「おじちゃんさ、最近の噂、知ってる?」
「もちろんだとも。わしが知らんとでも?」
「んだよぉ。おじちゃん知ってんのかよ」
「ははは。わし耳はいいんでね。あれじゃろ、【陰鬱の少年】」
「そう! それそれ。なんか面白そうだよな」
「なにいっとんじゃ、ちびすけ。あいつぁ、おっそろしいぞ」
どうやら、噂の奴は、おっかないらしい。
魚屋のおじちゃんは、殺人鬼かなんかって、言っていたけど
俺的には面白いと思う。
ソーヌは、実に、変わっている少年であった。
それ故に、誰にでも愛される者であった。
「うっし。買い出し終わったし、いつものとこ、いくか!」
いつものとこ、と言うのは、ソーヌが住んでいる家の
狭い路地を通り抜けた、先にある、誰も知らない、草原であった。
そこは、広く、静かで、落ち着いた、ソーヌのお気に入りの場所であった。
いつもは、誰もいなかった。ただ、ソーヌの場であった。
でも、今日は、違う。
黒い影が、あった。小さい、悲しい、影が。
(誰もっいないはずなのに⁈)
何故。ソーヌの脳裏には、それしかない。
「・・・・・・ッ」
綺麗。ただ、そう、思った。
でも、どこか、悲しそうだった。
草原に立つ、その少年は。歳は俺と同じくらいだろうか。
「・・・・・・少し、疲れた・・・・な」
掠れた声で。
今回は、前回より、長い方かと。
挿絵とか入れたいんですけど、画力破壊的なんですよ、ほんと。
テスト期間なのに、小説書いてる馬鹿、成瀬です。
ではまた、次回の話で。