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赤い日記帳  作者: 大和香織子
第二章 日記帳
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けれど、8カ月の時にお腹の子の調子が思わしくないという事で、産婦人科に入院してその後予定日よりも一週間遅く産まれたのが娘の美緒です。


 元気に生まれてきてくれて本当に嬉しかった。

 この小さなかけがえのない命は、私の一部でありかけがえのない宝物です。美緒も大きくなり幼稚園に入園しました。


 かるた幼稚園で、今役員をやっています。

 この大変な役員の仕事を引き受けた以上、私はここのトップに立ちたいのです。


 例え他人を蹴落としてでも、傷つけることになったとしても。なぜか?


 それは、娘のため。

 美緒には小学校受験を考えています。


 私が役員の活動をすることで美緒に有利になるのならそれをやるしかない。それに私自身の名誉にもなるのですから。


 だけど、私が一番頑張っているというのに、他の役員さん達使えなくて。


 私が他の人よりも何倍も頑張っているのだから、コーヒーくらい率先していれてくれないと。


 川上さんに言ってもうまく逃げるし、東さんは来ないし、私がいじめられない為には芦田さんに犠牲になってもらうしかないでしょう。

 人間いじめたもの勝ちなのだから。


 それに芦田さんが犠牲になったとしても、私が子供の頃に受けた傷に比べれば、比にならないくらい小さなことでしょう。


 過呼吸になりそうですって?そんな芝居じみたことをしても無駄なのよ。

 上川さんも年下のくせに生意気なのよ。


私のこの気持ちを来てくれる人が出来て嬉しいわ。

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