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赤い日記帳  作者: 大和香織子
第三章 独自調査
12/24

3

「警察にも言いましたが、靖子は一人っ子です。兄なんていませんよ。靖子がそう言ったんですか?失礼ながら聞き間違いなのでは」


「聞き間違いではなかったと思いますが…」


「そうですか。私も色々と混乱していまして、お気になさらないで下さい。で、その弟と俺との仲が悪いというのは、どのような話でなったのでしょう」


「藤崎さんと一緒にお食事をした際に夜お兄さんのところに一緒にいくけど、ご主人との仲が悪いので夜も一緒に居ることにして欲しいと…」彼は手帳を開いて確認してから


「それは七月ごろですか?」と聞いた。


「半袖の時期でしたからそれくらいだったと思います」


 やはり靖子の日記帳と一致する。広田と靖子は俺の知らないところで落ち合っていたということなのか。


「そのお兄さんの特徴とかってきいていませんか。どんな容姿でどこに住んでいるとか」


「容姿とかは聞いていませんが、独身と言っていました…」

「そうですか」


「…なぜ嘘なんか」川上さんはポツリと小さい声で言った。


 暫く沈黙が続いた後、


「靖子は役員会ではどんな感じでしたか、と言いうのも先日、生前の靖子の日記帳が出てきたんですよ。そこに役員のことも書いてあったのですが、情けないことに私は靖子が幼稚園で何をしていたのか何も聞いておりませんでいた。日記を見て初めて知ることが多く靖子は皆さんにもご迷惑をお掛けしたのではなかろうかと心配になりまして」


 「いえ、迷惑だなんて。奥さまは真面目な方でしたから」と上川さんが俺を宥める様にそう言った。


 「中には何て書かれていたんですか」 東さんがえらく興味深そうに聞いてきた。

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