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-夏休み-

ちょっとした進学校である葉山学園は夏休みのほとんが夏期講習で埋まっていた…


それに生徒会のあたしは講習が終わってもほとんどを学校で過ごしていた。


だから最近楓に会っていない。


むしろ、夏休みじゃない時の方が楓に会えてた気がするんだけど…


楓からは毎日『つまらない…優紀に会いたいって…』ってメールがくる…


「あたしだって…会いたいよ…」


そんなことを考えながら仕事を片付けてたんだけど、


ふと思い出した。


「そういえば!!」


ずっと楓から旅行に誘われていたんだ…ミスコンの賞品でペア温泉旅行もらったんだよね…


2人っきりでお泊まりなんて恥ずかしいし、生徒会あるからって迷ってたんだけどせっかくの夏休みだし…行くことにしようかな?


仕事も順調に進んでるから予定より早く終わりそうだし。


それに…あたしもそろそろ充電切れ。(笑


そう思ったらすぐに楓に連絡したくなった。喜ぶだろうな!


「~♪~♪優紀!?」


「あっ楓?」


「どうしたの!?この時間に電話くれるなんて珍しいね!?学校じゃないの?」


「そうだょー。えへへ…実はね。楓に早く知らせたいことがあってさ!」


「えっ!?まぢ?なになに??」


「聞いて驚け!楓!旅行いこう」


「…え!?うっそまぢで??いいの優紀?」


「うん!生徒会の仕事思ったより早く終わりそうだし夏休みの思い出作りたいじゃん。来週あいてる?」


「もちろん!空いてなくても空けるに決まってる!!まぢうれしい。ありがとう」


「よかった。喜んでくれて…旅行楽しみだね」


「うん!じゃ俺、予約とかしとくから優紀は生徒会頑張れよ!!」


「わかった。じゃぁ楓またね!」


「じゃぁまた。」


えへへ…楓すっごい喜んでた。


やっぱメールじゃなくて電話にしてよかった。


そうと決まったら残りの仕事ちゃっちゃとやっちゃいますか♪



~楓サイド~


ピッ!


「どうしよ。今の電話嘘じゃないよな!?」


夏休みはもう思い出作れないと諦めてた俺は今めっちゃうれしい。


俺。泣くかも…


しかも、優紀と初の泊まりがけの旅行だ!


「俺、大丈夫かな?」ちょっと不安もあったけど、


それより優紀とずっと一緒にいられることが嬉しかった!!

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