-約束-
朝。目覚しより少し早く目が覚めたあたしは、ベットの中で昨日の事を思い返していた
昨日のデートであたしと楓は付き合うことになった。
まだ、信じられない…
夜、帰宅すると楓からメールが来たけどすぐに会いたくなった…
そういえば、楓とのデートから帰るとお兄ちゃんが玄関で待っていた。
あたしの服装から異変に気づいていたのだ。
お兄ちゃんには隠し事したくなかったから素直に話したけど…いろんな意味で驚いてた(笑
あたしが幸せならって反対はしなかったけど、「優紀を泣かせたら絶対許さないっ!」ってさ。
たまに過保護過ぎ!って思うこともあるけど、心配してくれてるってわかってるからそんなにイヤじゃない。
あたしってブラコンなのかな?笑
「優紀ー?そろそろ起きろー!」
いけない!昨日のこと思い出してたらいつの間にか起きる時間過ぎてた!!
「うん!今行くー!」
あたしは急いでリビングに向かった…
朝は、お兄ちゃんがご飯を作ってくれる。1人暮らしが長いから料理は上手いんだ。
…で、あたしは夜の当番
「いっただきまーす。…うん。今日もおいし♪」
「それはどーも…」
ん?お兄ちゃんが何か言いたそうな感じ…
きっと楓とのことかな?
「お兄ちゃんどうしたの?」
「あぁ…あのさ、優紀…楓君とのこと認めたけどやっぱ女ってことばれるのはまずいから、学校ではうまくやれよ…」
やっぱり心配してたんだ…お兄ちゃん優しいな。
「わかってるよ。楓とも約束したし…学校では今までどおりにするから。約束する…」
あたしはお兄ちゃんと指きりした。指きりなんて子供の時以来だな…
お兄ちゃんの為にもばれないように気をつけなきゃ!!
前作「クローバー」の続きになります。
今回は作品ができ次第、随時UPになります。
なるべく早くUPできるように頑張りたいので、飽きずに最後までお付き合いいただけたらうれしいです。