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真実
「舞雪さま、少しお話よろしいでしょうか」
先ほどの仕女が、舞雪を離れに誘った。
「どうしたの?」
「実は、私、美美さまに記憶を失う薬を混ぜた水をご用意したのです。」
「そなた、なぜ、そのようなことをしたの?」
舞雪は声を荒げず、静かに聞いた。彼女もまた、理由がわかっているのだろう。
「はい。日頃の美美さまは自分が世界の中心だとお思いでした。ですから、性格が変わるのは万に一つの可能性ですが、賭けをしたのです、あの薬を水に混ぜて」
「そうだったの。では、あの方に会わせてみましょう」
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