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転生王妃やっぱり夫とすれ違うⅢ

官房長官のラブレター作戦が続く中、デンマーク宮廷で結婚祝賀のイベントが終わった。

改めて王妃としてそして何より自由を享受する為に初めてを開始する。


宮廷に入って祝賀ムードがようやく終わりを迎え落ち着いた頃、そろそろデンマーク宮廷の内情を把握する時期にきたわ。


何にもわからずに突っ走ってもいい事はない。

それどころか…足元を巣くわれる私は所詮外国人だから、

夫周辺の人間関係と宮廷貴婦人達の相関図をしっかりと押えないと。


あっ!

そうそうその夫と言えば私の耳に入ってくる奇行の数々と取り巻き連中共に娼館通いをしているらしいわ。

挿絵(By みてみん)

それだけでなく、あろうことか取巻き連中と歓楽街で深酒したあと、猛スピードで馬車を走らせては建物のあちこちの建物を壊していったり。

ならず者を暴行し半殺しにしたり、娼館に火をつけて燃やしたりと……。


嘘でしょ?

とんでもない事をしているらしいのだ。

1国の国王がなんたるざまなんでしょう。

これが本当ならとんでもない事よね!!


まあ暴力沙汰はさておき、不倫や節操のなさは国王に限った事ではないの。

デンマーク宮廷に出入りしているほとんどの既婚者貴族は不倫をしている。

いや不倫とは呼ばずに「恋愛だ」そう。

不倫していないほうが変人扱いなやばい国です。

そもそも結婚してから恋愛するという価値観らしい。

いまさら変えるつもりはないだろう。

イギリス王室もそうらしい(私の周辺ではまったくないので噂話で)けど、王宮で生活した事のない人にとってはまったく受け入れられない価値観なの。


私は前世で夫や舅の下半身のだらしなさを知っていたから何とも思わない。

男なんかそんなもんよ。


しかも前夫の妾は金好きな強欲女だった。

舅と夫は同じ女を共有する事もあったし。

夫に至っては異母妹かもしれない相手に手をだしたから。


だから今の夫の性癖はきも~~~いぐらいにしか思わない。

宮廷内の噂話はほぼ国王の乱交、暴力。

そして恋愛

後は賭博、買い物、観劇、ファッションと宝石の事ね。

話題的にはつまらないものばかり。

何が面白いのかしら?

つまんないだけ!


大した成果は上げられないと思っていたらマチルダがある日、鬼の形相で私の前に腕を腰につけて頭から火を噴く勢いで怒っている。


「王妃様!

 王様ったら!

 愛妾を持つどころか夜な夜な娼館通いに通ってとち狂っているというじゃありません

 か!!

 まだ愛妾の方がマシです!!」 


彼女は夢見る少女。

純粋培養だから売春街に出入りしているなんてだけで×

「汚らわしい!!」ってなるんだろう。

愛人囲うより×なんだ。


でも国王たる者が娼館通いって………まあぁね…ないわね。


それより犯罪行為を楽しんでるって本当だったら…腐ってる……。

民衆の反乱が起きて王政廃止なんて事ないとは限らない。


やっぱ腐ってるって思うよね普通は…私も×だと思うわ。

娼館通いだけでなく歓楽街で暴行事件まで起すのは犯罪さすがに国王陛下outですよ。


「この国の王座に就く陛下が淫らな娼館に出入りしているなんて!

 デンマーク宮廷は本当に腐ってる。

 王妃陛下。陛下だけがこの宮廷の真となる方!

 是非このデンマーク宮廷に道徳を!」


隣のプレッセン侯爵夫人は目尻を上げながら怒りにまかせ日頃の鬱憤を吐いている。


それを?

何?

私にどうにかしろ?って事??

無理ですよ。


王妃といっても外国人しかも世継ぎも儲けていないのに……。


でもね。


侯爵夫人あんまり大騒ぎすると不敬罪と反逆罪を伺われるから言わない方が…。

そうなるの本当に困るのよ!

私の周りが騒がしくなったり、警戒されて尾行されたりされたら計画に支障が出るから~~~本当にやめてほしいわ。


さて国王の近況はこんな感じだ。


では寵臣達の動向は?


誰が主導で夫を操っているのか?っていう疑問の答えを求めて。

夜会や舞踏会、仮面舞踏会に出かけてはちょっと無理して貴婦人達と交流して情報をGETしたわ。


現在の王の寵臣はフレデリック・ヴィルヘルム・コンラート・ホルク伯爵。

彼こそ夫を堕落した生活をおくるように悪の道へ引きずり込んだ張本人なのよ。

王国はどこでも王様次第。

国王中心で動いてる。

デンマークでは身分や家柄ではなく誰が国王の寵臣か?

国王は誰の言う事なら聞くのか?

が重要なの。


だから彼は大臣達をいいくるめ、自分に反感する者には容赦せず国王を使って巧み政敵を宮廷から追放してきたの。

お陰で今宮廷には大きな反ホルク伯派がいないという事も把握出来たわ。


この男ツンツンしたところがまじで鼻につくわ。


彼曰く国王には政治に興味を持たれなくない。

その為には娯楽を浴びせ続けるのが一番とばかりにまだ少年期に酒、女、暴力、乱交など淫らな生活を植え付けていった。


彼は表向きは私に敬意を払っているふりをして、私の悪口や夫の信頼を得られない様に裏工作していたのよ。

国王に「私が夫を嫌っている」と言って夫婦がギクシャクするように仕掛けていたのよ。

知らなかったわ!!


私大っ嫌い!!


近寄らない様にしていたのに、ある宮廷舞踏会の会場でバッタリ!!



クリスチャンⅦ世は現在でいう総合失調症に障害苦しみ不摂生な生活をおくっていました。

少年期から自傷行為と酒浸り、不良貴族とつるみ娼館通いに、暴行事件、ありとあらゆる悪行を取り巻きと行っていたそうです。

絵画に残る顔からは想像出来ません。


大っ嫌いなホルク伯爵とばったり夜会であった王妃は?



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