王の居ぬ間に サロンドゥキュー キャロン・キュー登場
アイベンの恋のキューピットをなんとかやらすごしたキャロラインマチルダ王妃。
ラトゥールとの何気ない会話の後、宮殿に戻ってある行動にうつす。
アンヌが去って息子が4カ月が過ぎた頃、夫の精神面は不安定で回復しなかった。
気分転換にシンメルマンやホルツ伯爵と廷臣達は静養を兼ねた王の外遊を計画する。
そして長期間イギリス、フランス、ハノーファーなどの外遊旅行へと旅立っていった。
これでやっと一人になれる。
最近夫との距離感にまた悩んでしまいすれ違い夫婦再燃でした。
まあアンヌの件以来夫の体調も悪かった上に、アンヌの命を助けたけれど夫とは二度と会えない様になったのは事実。
私が一枚絡んでいると知ったら、また面倒だし彼を避けていた。
彼の方はそれどころではなく、心身ともに最悪な健康状態だったからかえって煩わされる事もなかった。
今この瞬間私は自由だ。
王の寵臣達は随行員に加わったし、宮殿にも古株の侍女もいなくなった。
なんだか下々の者までもウキウキして宮殿の雰囲気も変わった。
そう晴れやかな雰囲気に満ちていた。
いわゆる威厳がなくなったけど、人間的な生活がやっとおくれそうな気がする。
この機会を逃してなるものですか!
私は僅かな侍女と数名の警護をつけて、度々外出し目抜き通りを散歩したりしていた。
今日は首都にある1番目格式のあるホテルダングレーテルにチェックイン。
ここでマチルダと一緒にラ・フランセーズを脱いで、高級な絹でありながらブルジョワ階級の夫人が身につけそうなシックなドレスに着替え、顔には唐草模様の金の装飾と小ぶりなダイヤを散りばめた銀のマスクを被り、サンジェルマン伯爵が用意してくれた瞳の色を変える目薬を垂らして2人でに城下へと徒歩で歩いた。
今日は私の主催するサロンドゥキューへのホスト役での登場。
とは言っても顔をさらけ出しはしません。
そんな事したら大騒ぎになる。
だから変装しているのよ。
サロンは裕福な貴族達が所有する邸宅が並ぶ目抜き通りから一本離れた路地奥の物件を購入した。
何か隠れ家的な雰囲気をかもしだしたかったから。
その路地は馬車が通れる道幅はあるもののそれも突き当たりまでで、その右手の奥に細い裏道がある。
そこからはどんな身分の者も徒歩で小道を歩くしかない。
左右にマロニエの木が茂る小道をあるいた先に石造りの建物がそれだ。
サロンとはヨーロッパ各国の文化と芸術、さらに思想や政治的発言など幅広いテーマを限られたゲストに向けて開かれるコミュニケーションの集いの場所であり概ね知的な女性貴族の主催する小宇宙な様な空間演出。
いわば小さな社交場で貴族に限らず著名な平民も会員となり出入り出来るようにした。
身分社会なんてこれからは流行らない。
いわば才能のある平民をいかに発掘して、世に送り出しパトロンとして名を馳せて多くの交流のアイコンになればいい。
私のこのサロンを経営する方針で、1階にはサロンで紹介した商品を購入出来るショップも運営している。
概ね1回の公演で完売になるほど好調なのよね。
今回もこのショーで披露するドレスも購入出来るわ。
即完売でしょうが。
基本オーダーメイドなので問題ありません。
このサロンはどちらかというと流行に敏感で今飛ぶ鳥を落とす勢いのブルジョア階級か新興貴族達をターゲットに開催している。
基本主催者だけどずっと出席はしていなかった。
宮廷を簡単には不在に出来ないし、なにより私の身分がばれるのではないかと躊躇していたの。
でも今回はファッションショーを企画しているの。
しかも今回は斬新でありながらも受け入れやすい様なデザインされた衣装ばかり。
人に任せてはいられないもの。
今回は力が入ります。
そしてなにより今日のハイライトは爆発的な
演出を用意しているから話題になるはずよ~~~。
かなりの相乗効果があるはず!
気合い入れてい挑まなきゃ!!
さあ私のサロンへ!!
初めての主催者としての登場に会場は熱気に溢れ、次のショーへと繋げていく。
サロンドゥキューのイベントは成功するのか?




