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転生王妃 曾祖母と曾孫娘Ⅱ

非嫡出子として生まれたゾフィードロテアは父の功績から神聖ローマ帝国の皇帝から内縁の妻に爵位を賜った瞬間、嫡出子としてヨーロッパの花嫁売り手市場に出される。

父が選んだ彼女の結婚相手は?

その相手はブランズウィック・カレンベルク選帝侯エルンスト・アウグストと元ボヘミア王フリードリヒⅤ世とイギリス王女エリザベスオブスチュアートの娘ゾフィー・フォン・プファルツの間に生まれた従兄のゲオルク・ルートヴィヒ公子だった。


この結婚は両家の父親だけで決定したの。

父はこの結婚で私の産む子がイギリスの王位継承権を持つ可能性があるという名誉欲と父の持つ領地と姉弟間での領地の継承権のトラブルを避けるため。

(彼の母はイギリス王女の娘で当時のイギリスの王位継承者にスチュアート家に適した後継者がいかなった。プロテスタン教系の信仰が継承者には必須だった)

叔父は財産の分割を防ぐ事が出来、持参金も高額だったからお金目当ての極めて政略結婚色の強い結婚だった。


私は烈火の如く反発したわ。


「絶対ゲオルクだけは嫌!嫌!嫌!!」


彼の節度のない下半身は有名で、私の耳にも入っていたの。

実父の愛人や自分の異母妹かもしれない相手にも手を出したと言われてて最悪な男だ。

私は婚約記念に貰った彼の小さな像を叩き壊してやったわ。


でもね。

子供は親の所有物だから。

家出する勇気もなかった。


そして嫁いだその日から姑ゾフィーから陰湿な嫁いびりが始まったのよ。

ただの嫁姑問題ではない因縁がそこにあったの。

また後で話すわね。 


姑だけでななかった。

舅の愛人がハノーファー宮廷の女官長に君臨していたの。

その愛人は宮廷で幅を利かせて時に姑以上にハノーファー宮廷で態度でかい顔をきかせていたわ。

彼女が後々私との因縁を持つ相手になるのよ。


夫は完全無視と不倫の数々を起こし、私の自尊心をズタズタに切り裂いた。

舅は私を見るなり鼻の下を伸ばして事ある毎に慰めるふりをして言い寄ろうとするまさに針の筵の結婚生活が始まったの。


あぁ~~思い出しても虫唾が走る。


そして絶望的な結婚生活が始まったわ。


ゲオルクも私をまだ非嫡出子の庶子という下賤の血が流れていると言わんばかりに事ある毎に露骨に嫌な顔をしていたわ。


私がハノーファー宮廷にくるより前から愛人を囲っていたし。

その愛人も私を無視しするだけではなくて姑や夫と同じように私に嫌がらせをするようにしていたわ。

ハノーファー宮廷で幅を利かせて偉そうにいたわね。

愛人関係は私が輿入れしたからといって変わらない。

いえ益々露骨にイチャイチャしていたわね。


夫婦仲は当然暴風と雹が吹き荒ぶほどに冷え切っていた。


あぁ~~最悪そんな嫌な事思いだしてしまったじゃない。



今私はデンマーク王室の宮廷で初めての夫との対面をしている。

クリスチャンⅦ世とのこの出会い………最悪…。


私は前世を知るのよ。

これ強み。


あの前世の記憶を思い出した五歳の時から出来るだけいろんな知識を隠れて得たわ。

夫と父の所有物にならない為にね!!


表向き大人しい純朴な娘を演じながら、同い年の侍女マチルダに図書館で本を借りてもらったり。

授業の際に先生に違和感をもたれないよう自然にいろんな質問をしたわ。

侍女や召使のつまらない世間話でさえ隠れて聞いてメモにしたの。


こうして来るべき結婚という墓場に向かった後にある決意を虎視眈々と計画したの。


でもまさか今世でこんな現実が用意されていたとは………。



これからはデンマーク宮廷で生き残るわ。

そして私の本当の目的を達成しないとね。


まずは寝るわよ。


そうそう結婚初夜というのに国王陛下は王妃の寝所へ行くのを拒否したらしいわ。

別にいいのよ。


「貴方を愛する事はない?

 御免こうむります。

 私もそうです!」


今日は寝ます!!

おやすみなさい~~~!!





曾祖母ゾフィードロテアの生まれ変わりキャロラインは嫁ぎ先の義理の姑との関係は?


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