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転生王妃 夫と歩み寄る作戦を試みる

ホルク伯爵は案の定国王にちくり、2人の溝は埋まるのか?


デンマーク宮廷は国王の寵臣達がサークルを作って政治を動かしていた。

そのグループから漏れた閣僚や貴族達はその不満からホルク伯爵派から一定の距離を保っていたわ。

でもね。


やはり反ホルク派は存在していて、プレッセン侯爵夫人のサロンに出入りしては鬱積を爆発させていたみたいなの。

でも今の所ホルク派を打倒するほどの国王の信頼を得られる者が現れなていない。

皆たまった不満を口にするだけで行動に移す事はなかったの。

何故なら少しの不満や犯行が見える者をすぐさまその地位から解任したり、宮廷追放を率先して王に進言していたから。

宮廷では反ホルク派は大きな勢力にはならなかったの。


あっ!

でも彼らとは一線を引く人物で善行をおこなっていたまともな側近もいたのよ。


寵臣のレヴェルディル官房長官がその筆頭ね。

幼い頃の夫の家庭教師で、デンマーク宮廷では本当の意味での彼の忠臣だわ。 

無欲で何より善人で国王の事を第一に考えている人物。  

幼い頃から酷い教育を受けてきた少年を父親の様な包容力と忍耐力で仕えた読書係兼官房長官をさすがの国王も彼を尊重しているようだったわ。


でも政治的な力はなかったの。

まあ国王の信任をそれなりに得ていた。

でも無欲な人だったから、私の政治的片腕になるかといえば微妙なのよね。

いわば国王の私的な寵臣だから家庭内の相談者といえばいいかしら?

だからホルツ伯爵も彼に手出しをする事をしてこなかった。


長官は私と夫の仲を真剣に取り持とうともしていたわ。

挿絵(By みてみん)

度々私の所へ行くように進言したり、ラブレターを書くように促したり、涙苦しい努力をしてくれていたの。

時々国王の尻を叩いて私に歩み寄ろうとせっついたけれど、事或る毎にプレッセン侯爵夫人に拒否られていたの。

彼女焦らすのが最大の方法と勝手に思っているらしくていつも私にわざと知らんふりや拒否するようにと助言してきたの。

例えば今から部屋を訪ねてきていいか?と侍従に伝言を伝えて来たら「今はまだ」と答えさせたり。

「今夜寝室を訪ねていいか」と伝言してきたら、「今夜は不都合な時期です」とか何だかんだ理由をつけては夫の気分を萎えさせる行動や言動を言う様にと言ったわ。


私は正直えっ??

とは思ったけれどまあその気になれない事もあって彼女の言う通りにしていたの。

でもいいかげん駄目よね。

って気がついて色々考えたのだけど。

夫との距離感を詰めなくてはいけないと最終的に考え直したわ。


私は王妃だもの。

ずっと初夜がなく世継ぎを生まない訳にはいけない。


そのためにも王たる夫の精神安定が何より欠かせないし、現状ほとんど接点のない私達の接着剤的な存在が他に必要だ。


ラブレター運搬者レヴェルディル官房長官の助言だけでは弱い。

もう夜も寝ずに考えたわ。

そしてピンときたのよ。

私達には今よりも近い距離感が必要と考えて内緒で奇策に出たのよね。

必殺技よ。

そしてある夜にとうとう行動に出たのよ。


変装をしてとある場所を極秘で訪問した。


ある女性に会うためだ。




この官房長官のラブレター作戦とそして王妃の秘策がこれからの2人の関係に変化が。

次回王妃はとんでもない秘策をひっさげてとある人物のいる館を秘密裏に訪問します。


急展開のありえない秘策とは?

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