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ひとりぼっちの夜に

作者: 浜太郎

ひとりぼっちの夜に

ふっと、誰かの心を通り過ぎる寂しさ

その寂しさを感じることはとても大切なこと

その寂しさがヒトをヒトたらしめているものだから

 

 誰かがいないと 寂しい


 でも

 ヒトは

 一人で生まれてきて

 一人で生きていく


 でも

 ヒトは

 そばに

 誰かがいると 暖かい


 そのぬくもりは

 生命にとって

 大切なもの

 の一つ


 そのぬくもりは

 生命にとって

 多分

 本能的なもの


 だから

 体があたたまると

 心も

 幸福になる


 誰かが言った

「ユズの皮って魔法使いみたい

 しょっぱいもの 甘いもの 生臭いもの

 そのどれでもないもの

 何に混ぜてもいい香りで包んでくれるよね」


 ユズの香りは 暖かい



 おいしいものを

 一人で食べると 寂しさが

 倍加する


 誰かに

「おいしいね」と

 つぶやきたいのに

 目の前には その

 誰かがいない


 ヒトでない

 モノに

 つぶやいたところで

 おいしさは

 幸福とリンクしない


 やっぱり

 ヒトは

「ほっ」と

 したいのかもしれない


 だから

 彼女は 今日

 CURRYを作る


 誰かの ために

 ワタシの ために



「るんるん」は今回お休みします。

3章6場は来週UPします。よろしくお願いします。

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