第1話
「ハァ~……、眠いなぁ~……」
タッ、タッ、タッ……、ドンッ!
「うわっ!?」
「おっはよ~♪ カズくん♪ 今日も寝不足な感じ?」
私は学校に行くため家から出ると、カズくんの姿が見えたので、急いでカズくんの所までやって来たの♪
「何だ舞か……。たくっ……! 朝から驚かさないでくれよな……」
「あはは~、ごめんね! 家から出ると、カズくんの姿が見えたから、一緒に学校に行きたくて、そのままの勢いで走って来ちゃった♪」
「一緒に学校に行きたいからってお前……、ハァ~……、しょうがない奴だな……」
私がカズくんと一緒に学校に行きたくてそのままの勢いで走ってきたことを話すと、カズくんは呆れながらもそのまま私と一緒に学校に行くことにしてくれたの♪
私の名前は岡村舞。現在高校1年生の女子高生です♪ カズくんとはいつものようにこうして一緒に学校に登校しているの♪(カズくんと朝から一緒に学校に登校するのは私にとっての幸せなんだよね♪)
「でも、ひどくない? カズくん、私と一緒に学校に登校しようって約束したよね? それなのに、カズくん私を置いて先に学校に行こうとするなんて……」
そして私は頬をぷくっと膨らませながら、カズくんが私を置いて先に学校に行こうとしていたことに不満を露にしていたの。
そう。私はカズくんと一緒に学校に行くことを約束していたの。にもかかわらず、カズくんは約束を守らず、私を置いて先に学校に行こうとしていたもんだから、私はそのことについて怒っていたの。
「別にいいだろそんなもん。あの約束はお前が勝手に決めたことだから、俺には関係ねぇよ」
「あっ! 待ってよカズくん! もぅ~!」
カズくんはそう言うと、再び私を置いて先に学校に行こうとし、私はそれに続いて、慌ててカズくんの後を追ったの。
カズくんの名前は新山和真。カズくんも私と同じ高校に通っていて、同級生で同じクラスなの♪ そして、私とカズくんは幼馴染で昔からずっと一緒に過ごしてきたの♪(だけど最近、カズくんはあまり、私と一緒に学校に行こうとしなくなったんだよね……。今日だって、私を置いて先に行こうとしていたし……、一体どうしちゃったんだろう……? それされて、私すっごく悲しいよ……)