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君の為の進行劇  作者: ラツィオ
90/111

第90話 まさかの136歳!!


 中々カップル成立しない状況に湯江も苛立ち始め、俺たちは完全に悪戦苦闘と追い詰められていた。


 唯一ドンだけが相手の男性(心は乙女)をヒーリング会社に招き入れる事に成功?しているがこれまた来たら来たらで一波乱ありそうな波が既に立っていた。


 「全く!なんでこんな残念な結果ばかりなんだバイ!このままじゃゲームとして成り立たなくなるバイ!」


 そっちかい。


 苛立つ優江はその集繰感が抑えきれず歯ぎしりまで鳴らし始める。


 「こうなったら一。君に託すバイ。なんとしてでも女性の心を射止めるバイ。女性でちよ!!」


 ドンの件もあったせいか念を湯江は押す様に眉間に皺を寄せ俺に言い寄ってくる。


 「わ、わかったよ」


 湯江の威圧に押されながらも俺はドンからスマホを受け取り自分のプロフィールにアカウントを切り替えお目当ての女性を探す。


 今更だけど俺の好みでいいのかな?


 不とそう思いながらも選んだ女性はマイと言う女性だった。


 《初めまして。自分は次郎と言います。もし良ければ自分とメールしてみませんか?》


 俺は在り来りな名前と短文でマイにアプローチを掛けてみた。


 《初めまして。丁寧なお誘いありがとうございます。私などでよろしければ是非ともお相手させて下さい》


 まさかこんな在り来りな短文でメールのOK貰えるなんて、在り来りもまだまだ捨てたもんじゃないね。


 俺はすかさず、且つ慎重に言葉を選ぼうと思考をフル回転させる。


 《メールのOKありがとうございます。マイさんは今おいくつなのですか?》


 ちょっとダイレクト気味の質問ではあるが無難な質問をしてみた。


 《私は今年で()()()歳です》


 一同 「ええぇぇーーーーーーー!!! 136!!!!」


 思わず仰け反った一同はを目を擦り、凝視して文面を見てみるが136歳と言う文字は変わっていなかった。


 何か新手の詐欺かと疑ったりしたが実際の所、どうなんだろう?


 俺は一度、深く深呼吸をしたが、それでも手の震えが止まらない。仮にマイが本当に136歳なら勝手な判断でここの社員とくっつける訳にもいかないと思った俺は、湯江にどうしたらいいか聞いてみた。


 「湯江。......大丈夫かな?......136歳の人?」


 恐る恐る聞いてみる俺に湯江は思い悩むような渋い顔をしていた。


 「......まあ、熟女好きもいる事だバイから......いいバイよ」


 湯江の目は明らかに泳いでいた。現実から全力で目を逸らすような感じで。


 さすがに湯江も熟女と言っても限度があると自覚しているはずだ。その上でこの判断と言う事は......逃げたな。


 そんな憶測を俺は心の隅に閉まった。それは俺の優しさではなく単純に俺自身でも荷が重すぎてどう対処していいか分からないからだ。


 だって!よぼよぼのお婆さんとお見合いするのって俺でも勇気いるよ!!同情するよ!!


 しかし、そう考えた俺は後に懺悔する程、後悔する事になる。まさか......あんな事態に発展するなんて......。 

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