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君の為の進行劇  作者: ラツィオ
72/111

第72話 逸脱した食 2話


 全身から打ち震える俺の頭から怒りが湧き上がりその女に憎の視線を向ける。


 「お前ーーーーーー!!!」


 俺は我を忘れオーバイロ(槍)を生成しその女に力強く投げつける。


 しかし女は先程と同じく大口を開けオーバイロ(槍)を受け入れるように、パクリと丸呑みした。


 「フフ、ご馳走様でした。それにしても今まで味わった事のない珍味でした。貴方、中々変わった力をお持ちですね」

 「ならこれはどうだ!ゴッドブレス!!」


 俺は片手を掲げゴッドブレスを放つ。しかしゴッドブレスも女が大口を開け吸収される様に食べてゆく。


 「これは今までに無い無先例の味ですね。精進料理みたいで身体の芯から癒されるようですわ」


 まさかゴッドブレスまで捕食され、その効果すらも無効化されるなんて......。おまけに精進料理だーー!ふざけるな!!!


 「では次は私から参りますね」


 女がそう言うと片手をゆらりと上げていき手から透明な液体の様な物がポチョンと滴り落ちる。そして片手を俺に目掛けブンと振りぬくと、小さい液体の数の一つ一つが巨大な雫と変化し俺に襲い掛かる。その巨大な雫は毒素を含んでいそうな泥の様な色彩でただの物理的な攻撃ではないと肌で感じた。


 「オーバイロ(縦)」


 俺はオーバイロを盾状に変化させ光輝を覆うほどの6メートルの広さまで拡張する。そしてその毒素を含んだような一滴一滴の雫はオーバイロ(盾)に纏わりつく様に当たる。するとその雫はまるで捕食するようにオーバイロ(盾)を覆いかぶさるように拡張していく。一滴一滴の雫が融合していくような光景に俺は生唾をゴクリと呑んだ。そしてオーバイロ(盾)がその雫に覆いかぶされながら3秒も経たずに収縮されていく。


 オーバイロ(盾は)完全に捕食された。そしてその雫はさらに収縮されていき儚げに消えていった。


 「流石に食べすぎは毒ですしね。ここは私のプリンちゃんに食してもらい、露と消えてもらいましょう」


 更に女は身体の全身からプリンを生み出した。そしてそのプリンは鎧を着た騎士の様な者もいれば、ワイバーンの様な鳥まで変化させていた。俺のオーバイロの様に変幻自在に形態変化出来るみたいだ。


 そのプリン達は俺たちに一斉に攻撃を仕掛けて来た。先に仕掛けてきたのはワイバーン型のプリンだった。俺はそれを黒炎弾で応戦しようと何発も黒炎弾を放ちそのワイバーン型に命中した。しかし当たったと思いきや黒炎弾は口でパクリと捕食された。


 そして今度は消えずにいたワイバーン型はそのまま俺たちに突っ込んできた。


 「いいか東条!そいつらに触れるなよ!恐らく口から食う食わない関係なしに触れればそこから捕食される可能性が高い!」


 光輝の憶測に俺は納得した。確かにその可能性が極めて高いと。


 「やはり見る目がありますね貴方。しかし上ばかりに気を取られていても文字どうり足元をすくわれますよ」

 

 俺たちがワイバーン型の攻撃をかわしていると、女が放った言葉で次に襲い掛かってきたのは鎧型のプリンだった。長い長剣を手に俺と光輝の懐に入り込み渾身の一撃を振りぬく。


 「うわっ!」

 「くっ!」


 紙一重でそれをかわしながら空からの攻撃もかわす。そいて途切れる事のない空と地上の連続攻撃に正に手も足も出せずにいた。


 「調子に乗るなよクソ女」


 プッツンと何かが切れた光輝は気を高めていき青白い粒子が吹き溢れていく。一体何をするんだ。

ここまでお読みいただきありがとうございます。

逸脱した食はここで終わります。

引き続き書いていきますのでよろしくお願いします。

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