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君の為の進行劇  作者: ラツィオ
39/111

第39話 リモコンによるチート戦法! 4話


 リモコンを破壊してもオートで動き続ける聖製は俺に、攻撃の手を緩めない。銃弾による攻撃が横に走りながら避ける俺に、刻一刻と迫ってくる。そして聖製はもう片方で握る剣を巨大化させ銃弾とは別方向に向け振りぬく。銃弾と鋭い剣先が俺を挟み撃ちに攻撃する。


 これはまずい!


 そう思った俺は一か八か聖製の懐に飛び込み高速でグラビティを連射する。


 しかし聖製は攻撃を中断せず俺の攻撃を大口を開け吸収していった。聖製の口から飲み込まれていく俺のグラビティ。怪物になる形態変化にも意味があったらしい。


 そして聖製の挟み撃ちによる銃弾と剣先が俺の頬にまで届こうとした時、俺は上空に飛んだ。聖製の頭上まで飛び上がる。そして俺はある新技を放つ。


 「黒炎弾!」


 グラビティとは違い禍々しい黒い塊。俺はそれをグラビティを未だ飲み込め続ける聖製の頭上に目掛け連射する。


 「ぐぎゃああああぁぁ!!」


 咆哮する程の雄たけびを上げる聖製。その聖製を見た俺は効果があると思い聖製の背後に降り立った瞬間に、巨だな黒炎弾を聖製に撃つ。そして聖製は雄叫びを上げながら黒炎弾に焼き消されていった。


 ......お、終わった


 完全に消滅した聖製。金箔のカケラも残らない程消え、黒炎弾の火だけがメラメラと燃え上がっていた。


 「ふっ、どうやら勝敗は決したようだ。勝者ーー!トウジョウーーハジメーーーー!!」


 イザベラの声と共にドームから歓声が鳴り響く。俺はその場でガッツポーズをする。


 「やったーー!ワン兄が勝ったーーーー!」

 「ええ!やりましたね!」


 ドンとレイナとシルビーも満面の笑みで歓声を上げる。しばらく鳴りやまない歓声の中イザベラがニヤリと笑う。


 「......それじゃあこいつには退場してもらおうか」


 口調が変わったイザベラが指を鳴らすと守がぶくぶくと膨れ上がり爆発した。衣服や肉片も残らず、ただただ燃え盛っていた。


 「なっっ!」


 俺だけでなくドンとレイナとシルビーも驚愕する。しかし他の観客たちはまるで祭りの花火が上がったかのように歓声を上げていた。


 「......こいつら......くるってる」


 ドンがぼそりと呟くが観客の歓声にかき消される。


 「おいっ!何してんだイザベラ!!」


 激怒する俺の矛先は不敵な笑みを浮かべるイザベラに向けていた。しかしイザベラの様子が先程と違う事に俺は徐々に、気付き始める。


 「俺はイザベラじゃねえ!これからはこの()()()()様が大会を仕切らせてもらうぜーーーー!」


 凶変したイザベラは多重人格者であり、もう片割れのイザベルが表に出てきたのであった。


 多重人格者は変貌するイメージ強いけど、見たまんまじゃん!


 俺の怒気の矛先が明後日の方へと向けられる気分だった。それ程の凶変だった。 

ここまでお読みいただきありがとうございます。

リモコンによるチート戦法はここで終わりますが、異世界人トーナメントはまだまだ続きます。

これからもよろしくお願いします。

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