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君の為の進行劇  作者: ラツィオ
37/111

第37話 リモコンによるチート戦法! 2話


 俺の身体の芯から満ち溢れる戦いの温度。それは決して一人では生み出せない境地。痛快したんだ。仲間がどれだけ俺の中で大切な存在かを......


 「油断大敵だね」


 ゴーレムは俺の不意を付くように巨大な拳を叩きこもうとするが俺は背後を向いたままその拳を片手で受け止める。


 「壊すぜ」


 俺はゴーレムの懐に飛び込み腹部を目掛け拳を叩きこむ。


 バコーーン!!


 7メートルもある巨大ゴーレムは俺のワンパンで粉々に吹き飛ばした。それに合わせて観客の歓声が会場全体に鳴り響く。


 「ほう、やるね」

 「悪いな壊して」

 「まあいいさ。いったろ小手調べだって」


 ゴーレムを壊されたと言うのに守は清涼な表情を浮かばせていた。そしてまた手に持つリモコンのボタンを押した。すると今度は金箔の粉のような塊が現れ浮遊していた。形が定まらない不定の固形状のような物に見える。


 「こいつを攻略するには骨が折れるぜ」


 するとその金色の不安定な塊から鋭利な巨大な刃物に変化し音も無く俺の頬を目掛け瞬時に振りぬく。


 「なっ!?」


 俺は当たる直前に後ろに下がったがその鋭利な刃物は俺の頬をかすめていた。俺の頬から滴り落ちる赤い液体。しかし俺は怯えることなく鋭い眼差しを金色の不安定な塊に向ける。


 「せめてそいつの名前を教えてやるよ。そいつは聖製(セイセイ)。あらゆる生体、形態、性質に変化出来る形なき怪異だ。おっと余計なこと言っちまったかな。でもまあいいか。ハハハハハハッ!」


 まるで敗北を微塵にも感じていない守はハンデと言わんばかりに聖製について詳細を高笑いを上げ口にする。


 「ほとんどチートじゃないか」


 煽る守に俺は恐怖や怒りなどではなく脱力したかのように弱音を口にする。それでも勝たなければとすぐに全身を奮起させた。


 「グラビティ!」


 俺は片手を手を聖製に向け渾身のグラビティを放ちぶつけた。


 キュルルルルルル!!


 聖製にぶつかった途端、聖製がグラビティを飲み込むようにぶつかった先端がお椀のような形に変わりグラビティを飲み込んだ。まるでブラックホールだ。


 「まじかよ!」

 「そんじゃそのままさくっとやっちゃえ聖製」


 聖製はガトリングの形に変化し浮遊していた。そしてガトリングから放たれたのは真紅の色をした丸い弾丸だった。その弾丸は俺を目掛け放たれた。俺はその弾丸を横に走り抜けなんとかかわす。


 ズガガガガガガッ!!


 壁に撃ち込められた弾丸はジュワーと音を立てながら溶銑が滴り落ちるように溶けていた。聖製のあまりものの脅威に、俺は避けながら悪寒がゾッと走る。


 あれじゃまるで未知の機械兵器だ。


 「今のうちに負けを認めた方が良いんじゃないか?じゃないと蜂の巣じゃすまないぜ」


 何か反撃の方法はないかと思案し追い込まれていく俺は横に走りながらもグラビティを放つ。すると聖製の攻撃が止まり俺のグラビティをお椀の形に変形し飲み込んだ。どうやら攻撃しながらは同時に身を守ることが出来ないようだ。

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