第30話 復興からの新都、セイビアー 4話
ここにいる俺たち全員がその声に目を向けると怪我をし治療を受けていたロサイウス星の軍隊10人程が立っていた。
「なあ頼む。この町で何か俺たちに出来る事はないか?洗脳されてたとはいえ、何人もの人間を殺めちまったんだ。だから頼む。少しでも償わせてくれ」
ロサイウス星の軍隊の1人が頭を下げると続く様に残りの全員が頭を下げた。すると周りのロサイウス星の軍隊たちも『俺も!俺もだ!』『俺にも手伝わせてくれ!』と声を張り上げ、次々と名乗り出てくる。
「ハハハハハッ!そいつは丁度よかった。実はこの町を復興したいと思ってた所でな。それで新しく出来た暁には出来る事ならお前さん達の軍隊の何人かに残ってこの町を守ってほしいんだけど、どうだい?」
「あ、ああ!是非やらしてくれ!」
ゴンザレスの提案に強く頷くロサイウス星の軍隊の1人に、次々と歓喜を上げて答える残りのロサイウス星の軍隊たち。俺たちも不思議と笑顔になっていく。
こうして新都セイビアーに向けて復興作業が始まるのであった。
......
...
復興作業から2日目が立った。ロサイウス星の軍隊の200人が残り新都セイビアーに移住する事になり、大半がロサイウス星へと帰還していった。その際にシルビーがテレポートで送り届けたり、復興作業に必要な木材や煉瓦、大工用品などの物資を買い揃へ転送していった。
作業初日のリベリオンの住民たちは消極的だったもののゴンザレスが、ひとりひとり付いて回り自分の夢と思いを熱く語り周囲の心を揺れ動かしていった。そしてゴンザレスの思いに応えようと言う感情が高まっていきリベリオンの住民たちはバンエル王都の軍隊と手を取り合い復興作業に精を出す日々がスタートした。
「それでは皆様方。我らはバンエル王都に戻ります。レイナ様が他も道中お気を付けてください」
「ええ。救援ありがとうございます。皆様もお体にお気を付けて」
ベルマ達は2日間の救援活動を終へ、バンエル王都に帰還していった。
「それじゃあ僕たちも行こうか。名残惜しいけど、このまま復興が終わるのを待つわけにはいかないしね」
「うん、そうだね」
俺たちは復興作業に汗を流し仲間と協力し合うリベリオンの住民とロサイウス星の軍隊たちを暖かく見守りながら旅発つ準備を始める。俺たちは協議した結果、先に新王の所に戻りレイナの旅たちの許可をもらう事だった。
「それじゃゴンザレス色々ありがとう。今度会った時はこの町の市長だね」
「ああ、また来いよ。その時は盛大に歓迎してやるぜ」
そしてゴンザレスは新都セイビアーの市長に任命された。立会人にはベルマがいて、リベリオンの住民たちとロサイウス星から残った人たちも納得し満場一致の結果となった。
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復興からの新都、セイビアーはここまでとなります。
次回からも引き続き書いていきますのでよろしくお願いします。




