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君の為の進行劇  作者: ラツィオ
21/111

第21話 新王を超える存在 2話


 俺たちの異変にマーベルが少し驚き俺たちを覗き込む。そして俺たちは、慌てる暇もなく戦場から離脱した。


 ............


 「あれ、ここどこだ。というか俺の前にいた敵は?」


 困惑するドン。その瞳に映るのは、先程の戦場の思い重圧と違って、大勢の市民が笑顔で賑わい、商店街や民家が幾つもあった。そしてその奥には、巨大な王宮がある。


 「どうやら、上手くいったようだね」


 シルビーが大きく息を一つ吐き安堵する。


 「あの、シルビー様。ここは?」


 先程の戦場での名残が残っているせいかレイナもドンと同様に困惑していた。


 「やはり君も一君たちと一緒に戦ってくれた仲間なんだね。初めまして僕は、シルビー・グラウンだ。君は?」


 「あっ?てかなんだお前は、俺たちをここに飛ばしたのは、お前なのか!?」


 今にでも飛び掛かってきそうな剣幕を突き立てるドンにシルビーは、慌てていた。


 「落ち着いてください。すいませんシルビー様、こちらは、ドン・シルバー。私と一の新しい仲間です」


 レイナは、冷静にシルビーにドンを紹介する。


 「後、ワン兄の弟な」


 ドンは、身を乗り出してシルビーにそう言うとシルビーは、キョトンとした顔をした。少し間を置きくすくすと微笑する。


 「そうか、それは、良い事だ。レイナ姫もご無事そうで何よりです。ですがここまで向かいに来るのに遅くなってしまって申し訳ありません」


 深々と頭を下げるシルビー。


 「頭をお上げくださいシルビー様。私なら大丈夫です。道中、一が守ってくれました。それから新しい仲間も」


 レイナは、優しく声を掛けるとシルビーは頭をゆっくりと上げる。ドンは、横で恥ずかしそうに赤面していた。


 「そうですか。とっ、それより話を戻さないと。このままじゃリベリオンが壊滅してしまう」


 急に何かを思い出したように、慌てるシルビー。


 「そうでした。それでシルビー様。ここは一体」


 「ここは、バンエル王都。リベリオンから一番近い王都だよ。」


 シルビーが王宮に目を向けるとレイナとドンも同じ方向を向く。


 「なんだ、俺たちの目的地じゃねえか。ここで応援を頼むんだろ。でも今更だけどさリベリオンがどうなってもいいんじゃねえ?」


 「駄目でしょ!!」

 「駄目でしょ!!」


 シルビーとレイナがドンの能天気な爆弾発言に声を合わせ盛大に突っ込む。


 「まったく。一君。君からも何か言ってあげてくれ。君の弟なんだ......あれ? 一君は?」


 シルビーが頭を掻きながら俺を探そうとしたが俺は、その場にいなかった。


 「......あれ?」

 「......あれ?」

 

 レイナとドンも頭にクエスチョンマークを浮かばせ俺がいない事にようやく気が付く。そう、俺はこの場にはいなかったのだ。実は......

 


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