第17話 襲来、100000の軍勢! 3話
「へえー、そんな事があったのか。ていうかさ100000の敵ぐらい俺たちでなんとかなるんじゃねえ?」
「......どうなんだろう?」
幾つかの建物を横切りながら移動していた俺たち。ドンと俺は、なんとか太刀打ち出来ないかと言う不とした疑問を抱きながら走る。
「貴方たち気は、確かですの!? 100000ですよ! なるわけありません!」
声を張るレイナを横目に俺は、苦笑する。そりゃあそうだよな。100000なんて規模に3人でどうにかなるわけがない。ましてやどんなスキルや能力を持ってるかも分からないし。
そうこうしている内にリベリオンの入り口を見つけると繋がれていた3頭の馬を見つけた。毛並みが少し荒れているせいか目付きが以上に鋭いのが印象的だった。
「これだな」
「早く行こうぜ」
先に俺とドンは、馬に騎乗したが馬は、そっぽを向いて言う事を聞かない。
「おい、何してんだこの馬は!」
ドンは、馬の言動に怒りをあらわにしていた。どうやら俺たちを運ぶ気がないせいか、露骨に仏頂面をする馬。
「チッ」
軽く舌打ちをしたドンは、なんとバッチンの構えを取り始めた。
「駄目です! そんな事をしては! よしよし、どうか私たちを連れて行ってください」
レイナは、ドンを止めるようと声を張り上げ、その直後ゆっくりと馬に近づき馬の頭を優しく撫でる。無意識なのだろうがしっかりと胸も当てながら。
そうすると馬は、何故か赤面して他の2頭もレイナの胸を赤面しながら重視していた。そして声を悶えるように鳴くと、馬は、レイナの前で乗る様に腰を下ろし始めた。
「ありがとうございます。さあ、行きましょう」
「こいつらただのスケベ馬だろ。 うっ、うわあ!」
騎乗したレイナの掛け声で馬たちは、一斉に走り出した。急発進したせいでドンが一瞬体制を崩したがなんとか持ち直した。そして僅か50メートル進んだ先で異変が起きる。
「あれは、人?」
うっすらと見え、呆然に立ち尽くしていたフードの男。シルバーの短髪に耳朶が長くたれ、勾玉のイヤリングをし、閉じられているような細い目、そして今まで見た事もないキラキラとした全身虹色のフードを着ていた。そして近づくにつれ、ただならぬ魔力を放ち始める。
「二人とも止まって! そいつ普通じゃない!」
見えない恐怖を感じた俺は、語気を張り上げ、レイナとドンを呼び止める。そしてその男は不敵な笑みを浮かべる。
「賢明な判断ですね。目の前に異常と感じれば、その場で立ち止まり距離を取るのが定石、無暗に飛び込めばどのような不運に見舞われ心身を貪られるか分かりませんしね」
その男は、不敵に笑い続け淡々と語っていた。目の前に罠があると言っているようにも聞こえた。それを聞いたレイナは、馬を下り強張った表情で杖を魔法で具現化しその男の前に向ける。
「罠解除!」
レイナの杖の先端がポワッと光とその男の前の地面に魔法陣が描写されバグったような歪んだ形えと変わっていく。やがてそれは、地面で人の顔へと変わりそして咆哮が響き渡ると苦しみ悶えながらスーと消えていく。罠が破られたにも拘わらずその男は、慌てる様子もなく不敵に笑い続けていた。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
襲来100000の軍勢は、もう少し続きますのでよろしくお願いします。




