第12話 兄弟誕生!ワン兄とドン!
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俺とドンは、和解をした。そんなドンに俺は、暖かい笑みを浮かべ手を差し伸べようと思ったその時......
「おい、おい、何いい感じに終わろうとしてんだ! こっちは、はいそうですかで終わんねえんだよ!」
敵意を放つのはドンの部下達だった。まるで酷いブーイングを浴びせられているような感じで今にでも殴りかかってくるんじゃないかと思わせる程の物だった。
「お前ら......」
「ドンの兄貴......いやドン、俺たちは、現時点を持って絶縁だ。腑抜けで泣きじゃくる奴が兄貴だなんていい笑い話だしな。何より俺らブラックフィールは、敗北を許さねえ。てめえが決めた事だもんな!」
顔を滲ませるドン。俺は痛烈な物だとその場で歯を食いしばるような思いで見守る。
「今日で俺は、ブラックフィールを抜ける。お前たちも好きにしろ。ボスの所にでも行って好きに報告しろよ」
「ああ、好きにさせてもらうぜ。まずは、てめえらを血祭りに上げてからな!」
「うおおおおおおお!!!!」
ブラックフィール達は、一斉に武器を取り出し高らかと叫び出した。まさかの展開に俺の表情にも焦りの色が色濃く浮かぶ。
「くそ! やるしかないか。」
俺は、意を決した思いでブラックフィールの前で戦闘態勢に入る。
「待てよお前! そんな怪我で......てあれ、なんか治ってないか!?」
「あれ、ほんとだ。なんで?」
「そんなの俺がしるかよ!」
いつの間にか完治していた俺の怪我にドンは、困惑したかのような素っ頓狂な声を上げていた。俺も何故かと分からず首を傾げる。しかし刻一刻に迫るブラックフィールのメンバー達。
「お前は、逃げろ。ここは、俺に任せとけ。」
「ふざけんな! これは、俺が引き起こした問題だ。俺が戦うのが筋だろ!」
奮起するドンだが未だ立ち上がることが出来ず、足が小鹿のように震えていた。どうやら俺の攻撃が未だ尾を引いていたらしい」
「くそ、情けねえ。なんで拳一発でこんなにダメージが残ってるんだよ。お前の拳重すぎなんだよ!」
「俺が悪いのかよ! てっ、そんなこと言ってる場合じゃないな。こうなったら俺が!」
不敵に笑い迫りくるブラックフィール達。俺は、ドンの前に立ちこの危機を乗り越えようと闘争心を燃やす。しかしそんな俺の前にいつの間にかレイナが音も無く立っていた。
「ここは、私がやります。お二人は、休んでいてください」
「えっ、レイナ!」
そういうとレイナは、杖を前に突き出すと手の平サイズの大きさの光の玉のような球体、数百以上の数を生み出しブラックフィール達の周囲を覆い隠す。
「なんだこりゃ? まだ日も沈んでねえのに灯りでも照らしてよ! 馬鹿じゃねえのか? アヒャヒャヒャ!」
ブラックフィール達は光の玉を前に蔑みながら下卑に高笑う。しかしレイナは目を閉じフッと微笑する。
「灯り? 何を言ってるんですか? それは、辺りを照らす為ではなく......爆発するんですよ」
レイナは、愛くるしいウインクをするとブラックフィール達を覆い隠す光の玉は、一斉に音が途切れることなく無数の爆発を起こした。




