この世に絶対なんてものはない
どこかの誰かさんは
まるでその日を何かの記念日みたいに
話題「ネタ」にしてる
涙一滴すら出ないくせに
泣いてる演技をして
Won won
声を上げる
Won won
Won won
…ウォンウォンと
季節は夏
あれから一年
なにか変わったようで
なにも変わっていないことに苛立ちが募る
思い出したくもない
でも忘れてはいけないあの出来事が
あの日が近付くにつれ
頭の中を駆け巡り
噛みしめて かみしめて かみしめて
一日を過ごす
人々の記憶から薄れ
日常から遠ざかっていくことに“誰か”は安堵しているのか
どんなに時が過ぎても
安らぐことはないこころ
真実を照らす
晴れ間が覗く日が来るまでは
心無い言葉でそれを誹謗中傷る輩もいるだろう
だけど
願うことは自由
信じることも自由
それを生きる糧にしているなら
とやかく言われる筋合いはない
この渦が明け
その隙間から晴れ間が覗く日がやって来る
そう願うことを嘲笑われる筋合いはない
この世に絶対なんてものは存在しないから
明日がどうなるかなんて誰にもわからない
世界中の人々が疫病に日常を脅かされている今がまさにその時
いつか世の中をひっくり返すような出来事が起こったらそれがわかるだろう
何が起こるかわからないという『奇跡』
その『目撃者』になった時