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#20〔採掘〕

40センチの巨体(虫にしては)に15センチほどのアキを乗せ、俺はヒヒイント鉱山の上を飛んでいた。


「なぁ。鉄でいいから掘りたいんだがどうすりゃいんだ?」


予備知識一切なしで来た俺は何も知らなかった。多分アキがいなかったら詰んでたなと思う。


「あんたそんなことも知らないの?鉄なんて坑道に入れば幾らでもあるわ」


アキがいろんなところを次々に指差す。


「へぇ。そうなのか。それは実際に掘らなきゃいけないの?」


「そうよ。でも実際のよりも柔らかく設定されてるからあんたの眷属でも掘れるわよ」


「なるほど。それなら——」


俺は1つの坑道に向けて高度を下げつつ、亜空間から5匹の眷属を取り出す。いずれも死虫の職業を修めている。


「お前らはここで鉄を掘っててくれ。HPが半分になったら転移で亜空間までくること」


眷属のみが使える転移機能での帰還を指示する。まぁ1/4のMPを使用するというデメリットは一応あるのだが。


結局、5箇所に5匹づつ配置した。



《レベルが29から30に上がりました。

職業の追加が可能です。

進化が可能です》


おっ!進化は久々な気がするぞ!


どうやら鉄を掘るだけで経験値は入るらしい。やっぱり召喚士強すぎない?


「アキ、俺レベル30に上がった」


「えっ!?あんた何もしてないじゃない」


「あぁ、眷属の経験値の半分は俺にも入るんだ。それで鉄を掘ってる奴らの経験値が入ったんだよ」


「えぇ……召喚士ってそんなに強いものなの?」


「そうなんじゃない?コックローチだからレベルが上がり易いのもあるだろうけど。それよりも早く進化しようぜ!」


俺は急降下して着地すると、すぐさま進化先を表示した。


今日はもう一本いくぜ!


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