表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アンバランサー・ユウと世界の均衡  〜唯一無二の属性<アンバランサー>を持つ少年が世界を救う!  作者: かつエッグ
第一編 「エルフの禁呪」

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

38/186

<幕間>「麗しの雷の女帝」ルシアの雷撃について語る男たち

参加者:サバンさん、盗賊団「牙」の団員(以降、名無し)、マンティコア、メイガス魔道士


サバンさん「本日はお忙しい中…ええい、めんどくさいな、とにかく、今日はルシア様の雷撃の魅力について、みんなで忌憚のない意見交換を行うぞ」

名無し・マンティコア「…」

サバンさん「なんだよ、その沈黙は。ここにいるみんなは、ルシア様の雷撃をその身にあびた仲間じゃないか」

名無し・マンティコア「…」

サバンさん「さあ、遠慮するな。ルシア様の雷撃の、例えようもない良さを、思いっきり語ろうぜ。…あっ! お前!」


 サバンさん、「牙」の男をにらみつける。


名無し「ビクゥ!」

サバンさん「そういえばてめえ、畏れ多くもルシア様に不埒な真似をした、例のゲス野郎だったなあ!」

名無し「ひぃいい!」

サバンさん「服の横から手を突っこんで…うおおおおおおお! キサマ、許さん! この場で天誅を加える!!」


 サバンさん怒りのあまり、目を赤く光らせ、筋肉がパンプアップし、狂戦士モードに突入。


 ガスッ! バキッ! ボスッ! ズガッ!


 名無し、なすすべもなく、ずたぼろになり再起不能、担架で退場。


サバンさん「ふぅ、まだ気が済まんが、今日はそういう会じゃないからな。さあ、マンティコア、あの雷撃の魅力を思う存分語ってくれ」

マンティコア「グワーッ」

サバンさん「ん?」

マンティコア「グワーッ、グワーッ、グワーッ」

サバンさん「なになに? ワタシにはダンジョン再建の仕事があるから、こんなことやってるヒマはない?」

マンティコア「グワッ!」(そのとおり)

サバンさん「けっ、そうかいそうかい、いいよ、お前なんかさっさとダンジョンに帰っちまえ!」

マンティコア「グワッ!」(そうさせてもらうよ)


 マンティコア、ギャロップで退場。


サバンさん(さみしそうに)「なんだい、みんな、せっかくよう…俺は、みんなと…あの、バリバリ、ビリビリッてくるのがよう…」


 メイガス魔導士、ここでサバンさんの肩をポンとたたく。

 サバンさん、驚いてふりかえる。


サバンさん「ん? そういえば、あんた、何でここにいるんだ? あんたは関係ないだろ」


 メイガス魔導士、瞑目し、首をゆっくり振る。


メイガス「…わかる、わかるぞ、サバン」

サバンさん「えっ?」

メイガス「…あれは、もう何百年も前のことだ。わしが初めて、ルシアに雷の魔法をおしえたのだが…」


 サバンさん、身をのりだす。


サバンさん「うん、うん、それでそれで?」

メイガス「魔力は十分だが、まだ、コントロールがうまくつけられなかったルシアの、幼いながらも渾身の雷撃が、狙いを誤り、横で指導していたわたしを直撃!」

サバンさん「おおぅ! 直撃か?!」

メイガス「そうだ。直撃だ。そのとき、わたしの全身を駆けめぐった、電流のようなしびれと衝撃、まあ文字通り電流なんだがな」

サバンさん「ああ、いいなあ…うらやましいなあ」


 メイガス魔導士、遠い目をする。


メイガス「うん、あれは、いいものだ…」


 サバンさん、思わずメイガス魔導士の両手を取り、その後、二人は、がっしりと固い握手。


サバンさん「おれは同志を見つけた! あんたこそ本当の友だ!」

メイガス「おお、友よ、今日は語り合おう!」


 その日の、ふたりの友情の会話は、どこまでも続くのだった。


ルシアさん「くしゅん! くしゃみ? なんだか、だれかがわたしの噂をしているような気がする。へんな寒気もするし、おかしいから、今日はもう寝てしまいましょう…」


いつも読んで下さりありがとうございます。 まあ、こんなこともあったりして。


面白いぞ、次はどうなる、そう思われた方は応援のポチ! 感想もね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] すごいよね!! かつエッグ先生、劇作家もやっちまってますね^ ^ 参りました…… [一言] どうせなら、幕が開くとか、幕閉まるとかまで入れて完全にこの章を額縁にしたら良いかもー。 作者、…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ