表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/6

1


平凡な日常を一瞬で変えてくれる「異世界転生」。

そんな事が自分の身にも起きてくれたら…。

チートは貰うだろ?クローゼット?みたいな空間に荷物を仕舞える能力も必須だよな。

もちろん見た目も良くしてもらって、パーティーはお色気担当、癒し担当、お姉さん担当、もふもふ担当…。ハーレムも必須だな。

朝からそんな事を考えながら、今日も満員電車で会社に向かう。


そんな事起きるわけないと分かっていながらも、この平凡な日常から抜け出したくて頭の中で妄想を広げていく。

異世界転生ものの小説や漫画が多くなっているって事は、そう考えている人がたくさんいるって事だ。

自分の理想を形にしてくれて、主人公に自分を重ねて現実から離れる…。

うん、これで今日も一日頑張れる。

仕事終わったら昨日読み始めた小説の続きを読もう。

ちなみにそれも異世界転生ものだ。




満員電車から降り、人混みに流されながら改札へと向かう。

今日も人が多いな…。

無事に降りられたことにホッとしながら階段を上っていると、携帯が短くなった。

お、小説の更新通知か?

ポケットの携帯を取り出して見てみると、案の定更新通知だった。

タイトルを確認しようと通知をタッチする。

…ん?こんな小説読んでたっけ?

見覚えのない画面に不思議がっていた時だった。


どんっ!!


階段を降りてくる人と肩がぶつかった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ