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不法侵入者に自分達の事を教えた

死んだ・・・。


何時もの速度を超える速さで書きました

 大災厄指定一号。

 物凄く簡単に言えば生まれつき守護霊や守護神を持たない人間の事だ。

 此れが生まれ育った人間世界が、まだ文明が未熟な内なら良い。

 だが今の現代レベルだと、かなり厄介なことに成る。

 運が悪いと人間世界で大量虐殺や広範囲無差別破壊が起こる。 

 それも高確率で。

 通常の大災厄指定一号は守護霊も守護神も持って無いので無害な存在だ。

 但し守護霊や守護神が憑いた瞬間に激変する。

 徳の高い守護霊や守護神が憑けば、それは聖人とか神の子と言われる存在になる。

 逆に悪霊や悪魔などが憑けば悪鬼若しくは独裁者と言った最悪の大量虐殺者になる。

 前者はブッタ若しくはイエスキリスト。

 後者はアドルフ・ヒトラーなどだ。

 特に後者はヤバイ。

 民衆を扇動し一民族を根絶やしにしようとする程の災厄を撒き散らした。

 なので大災厄指定一号は全ての神界では取り扱いに細心の注意を払わなくてはならない。

此の世界では現代の人間世界に誕生するときは特例で生まれなかった事にされる。

 因果律を弄られて。

 そうして生まれなかった人間は神界で代わりに生まれ育てられて生活しなければならない。

 それが特殊な条件を満たした神隠しにあった自分達なのだ。


 まあ~~神隠しといっても生みの親も自分達が本当は生まれてたなんて知らないんだけどね。

 そんな訳で自分らは天照大御神に監視というか保護されて生活してるんだよ。

 うん?


 おい。


 何で寝てる?


「え? すみません寝てました話が長くて……」

「ふああ~~なのじゃ」


 涎まで垂らしてるよ……。

 折角自分が大家さんに二人の罪を軽減するよう頼んだのに止めとけばよかった。

 拉致未遂は兎も角。

 転移は初犯ではなく再犯なので更に重罪だから可哀そうだな~~と思ったのに。

 素直に無期限無間地獄に叩き込んでおけば良かったな。


「すみませんでしたあああっ!」

「すまぬのじやっ! 気に障ったら謝るから許すのじゃっ!」


 態度がコロッと変わったんだけど……。

 良いけどさ。


 それはそうと何で自分の所に又来たんだ?

 まさか又御飯を強請ってゲームをしに来たなんて言うんじゃないよね。

 ああ……。

 おい。

 何で目を逸らす。

 まさか本当に?

 馬鹿なの?


「ちっ…違うのじゃっ! 吾輩たちの主神様が此れをお主達に見せて書いて貰えと言われてきたのじゃっ!」

「そうですっ!」


 ほう?

 だったら何で二人共自分の作ってる夕飯のオカズをチラ見してる。

 それにプレイステーションの方も。

 

「あ~~」

「う~~」


 はあ~~。

 まあ良いよ。

 そのつもりだったんだな。

 まあいいや。

 ほれ見せてみろ。

 フンフン。

 うん?

 これは自分達への、わび状と示談書だな?

 ああ~うん?

 おい。

 此れには大災厄指定一号を無断でつれて拉致しようとしたことに対する謝罪が書いて有るんだけど?

 しかも知っててやった馬鹿二人に対する助命嘆願書まで有るんだけど……。


 何でギギギと首を横に向ける?

 読んでなかったのか?

 主神に見るなと念を押された?

 というか知ってて拉致しようとしたな。

 何時知った?

 最初に?

 この恩知らずが。

 まあ確かに大災厄指定一号は勇者や魔王にするには最高の器だけどな。


 知っててやったら問答無用で無期限無間地獄だけど。

 分かってる?

 


 二人の綺麗な土下座を見て溜息が出た。

 

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