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帰ってきたら不法侵入者が居ましたので通報しました。

二話目です

 その日も昼間に夕飯の弁当を買いに行っていた。

 しかも滅多に食べれない唐揚げ弁当をだ。

 滅多にと言ったが高級すぎて食べれないわけではない。

 唯単に自分の体質の所為で結石が出来やすいから食えないだけだ。

 その為油物は基本的に自分は食べれない。

 だから時々しか食えない。

 なので一ヶ月に一度だけの今日此の日を何よりも楽しみにしていた。

 そういえば此の間は変な日だったな~~と思う。

 何故か自分の部屋に幼女と殺人鬼が侵入して暴れていたのは驚いた。

 鍵を閉めていたのにどうやって侵入したんだろう?

 それに警察に捕まった殺人鬼はヤバイ薬をキメていたらしく陽性反応が出ていたらしい。

 嫌な世の中だ。

 そういえば殺人鬼は自分の事を勇者と言っていたが唯の妄想だろう。

 こんな田舎でもヤバイ薬が流行してるなんて嫌だな~~。

 そういえば殺人鬼に襲われていた幼女は何だったんだろう?

 気が付いたら何時の間にか消えていたし。

 御蔭で自分が事情聴取を受ける羽目に成った。

 思い出したら頭にくる。

 そう考えながらアパートに着いたので自分の部屋のドアの鍵を開けた。


 ガチャリ。


「お~~ようやく帰ってきたのうじゃ~~人の子よ」


 ドアを開けると炬燵を敷いてる奥の部屋でこの間殺人鬼に襲われていた幼女が寛いでいた。


 ガチャリ。


 思わずドアを閉めたのは仕方ないと思う。



「あれ? 鍵を閉めていたよな?」


 そう呟く自分。

 部屋を出る前に鍵を閉めたのは確認したので確かだと思う。


「こらあああっ! 何で吾輩の顔を見て閉めるのだっ!」


 鍵を閉めたとはいえ中からは開けられるはずなのにガンガンとドアを叩く音がする。

 何だ?

 中からの鍵の開け方を知らないのか?

 そういえば此の間の殺人鬼も鍵の開け方を知らなかったな~~。

 まあ例え知っていてもドアを手で押さえてたので出られなかっただろうが。


「いい加減に開けるのじゃっ!」


 ガンガンと叩く幼女の声に自分は溜息をつく。

 今の時間は普通の人は仕事や学校に行ってる時間だ。

 だから誰も此処に来ないと思う。

 しかし誰かがこの騒ぎを聞きつけて見に来ても仕方ないのであきらめる事にする。

 携帯を取り出すと警察に通報することにした。


 不法侵入者が居るので来てくださいと。

 

 二十分後。


 警察は不法侵入した幼女を叱りつけながら連れて行くことになった。

 

「何をする人の子よっ! 吾輩を誰と心得るのじゃっ!」


 などと悲鳴を上げていたが気にしないでおこう。

 決して此の間バックレた事を根に持ってないと言っておく。

 

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