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仕方無いと諦める

此れで完結です

 ブーブー文句を垂れるスサノオ様と八岐大蛇。

 ゲンナリしてきたんだが……。

 仕方ないな~~。

 次の宴会に参加させるか。


「よっしっ! 俺様嬉しいぞっ!」

「やったーゲス」


 煩いな~~。

 さてと。

 そうなると誰を呼ぶかな。

 大家さんに携帯で連絡を取る。



「あっ! おいっ! 俺様は姉上にっ!」

 

 電話中なので静かに。


 トゥル~~トゥル~~。

 ガシャ。


 ああ大家さん。

 今スサノオさんが来てるんですが。


 プチン。

 ツゥ——……ツゥー……ツゥ——……。


 ……ガシャ切りだと……。


「言い忘れてたが俺様姉上に嫌われてるんだ」

「そうでゲスね~~」


 何で?


「昔々色々ヤンチャしたから☆」

「そうでゲスね」


 てへっと、ウィンクするスサノオ様。

 男がウィンクしてんじゃねえっ!

 それと八岐大蛇遠い目をしてるんだがっ!

 何をやったんだっ!


「え~~とだな最初から言うと」


 話しを聞いてたらゲンナリした。

 

 父親に治めるように言われた国を放置して母親の死を嘆いてたら国が悪神が跋扈にするようになった。

 此れは序の口。

 後は父親に国を追放され姉の所に、そのことを報告した時だが此れが酷かった。

 田の畔を壊し、その溝を埋め、姉の住む御殿に糞を撒き散らしたとか。

 他にも色々したが特にひどいのが此れだ。

 姉の服を織らせてる所に皮を剥いだ馬を投げ入れたとか。

 その際織っていた神が死んだらしい。


 駄目だ此奴。

 本気で駄目だ。

 宴会してて物凄い騒ぎを起こすことが目に浮かぶ。

とはいえ約束だしな~~。

 あ~~自分の手に負えないかも知れないから他も巻き込むか。

 確かオオゲツヒメノカミ様の番号はっと……。


 トゥル~~トゥル~~。

 ガシャ。


 ああ、オオゲツヒメノカミ様ですか此の間ぶりです。

 実はスサノオ様が宴会をしたいと……。


 ブチン。

 ツゥ——……ツゥ——……。



 ……。

 ………。

 …………。


 何をやったっ!? スサノオ様っ!


「おおっ! 何がだっ! 俺様は何もしていないぞっ!」


 信じられるか。

 

「あ~~スサノオ様が昔ヤンチャしてた時の事かな」



 どおいう事?

 スサノオ様、どうも忘れてるみたいですね~~と言いつつ乾いた笑みを浮かべる八岐大蛇。

 知ってるのか?


「ええ、スサノオ様被害者の会で愚痴ってましたから」

 

 被害者の会って……。

 何?

 スサノオ様の被害を受けた者達が一斉に集まる飲み会?

 八岐大蛇は神と相いれない存在だろう。


「そうでもないでゲスよ~~同じ傷を持つ者同士仲良くなりました」

「なっ俺様を裏切ってっ!」

「アッシは何時も乗り物扱い使われてるんですが何か? 正直酒を貰えなかったらやってられませんでゲス」


 ヤサグレた八岐大蛇に同情の目を向ける。

 

 八岐大蛇が詳しい事を知っていたので教えてくれた。

 オオゲツヒメノカミ様は追放されたスサノオ様をもてなした。

 なのだが食物を出す際口や鼻から出したのを見られたらしい。

 それを見たスサノオ様は汚らしいと切り裂いたとか。


 ……ジト目でスサノオ様を見る。

 

 今思い出したんだろう。

 盛大に脂汗を流してる。

 

 自業自得ですね。


 同情はしなかった。


 暫くして宴会が開かれたがスサノオ様だけは呼ばれなかった。

 自分の口利きで八岐大蛇が招待されたにも関わらずだ。

 とはいえせめて者武士の情け。


 黄泉の国に居るスサノオ様に残った酒と肴を送った。

 

 風の噂ではスサノオ様は寂しく一人で飲んでいたとか。

 

 

 ……。


 




読んでくださって有難うございました。

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― 新着の感想 ―
[良い点] お疲れ様でした。 確か、後日談的な物語でスサノオは黄泉の国の王に成ったし、妖怪達の始祖的な存在だった筈。 そういえば、付喪神って、長い事大事にされた物品に低級の神や精霊が宿った存在と…
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